毎日の仕事や家事に追われ忙しく生活をしていると、どうしてもストレスが溜まっていきます。
コロナ禍においては、今までのようにジムに行って運動をしたり、カラオケで歌ったりとストレスを発散する場も少なくなっています。皆さんは自分なりのストレスを溜めない方法や、お家にいながらストレスを発散する方法をお持ちですか?
ストレスが強くかかっている状態は、体にとって大きな負担となります。そこで、今回はストレスによって体内に発生する「活性酸素」の働きを一緒に学んでいきましょう!
私たちが呼吸をすることで取り込んだ「酸素」が体内で変化したものが「活性酸素」です。
体内で酸素から数%ほど変換され産生されます。悪いイメージがある活性酸素ですが、強い「酸化」作用をもつことで、外から入った病原体を殺菌するという重要な免疫の役割を果たしています。
しかし、必要以上につくられてしまうと、活性酸素の影響により体の細胞まで酸化されダメ―ジを受けてしまい、がんや心疾患などさまざまな生活習慣病をもたらす要因となります。また、肌のシミやしわの原因になることも分かっています。
体内での活性酸素の産生を増やすものとしては、ストレス以外に、喫煙や紫外線、大気汚染、食品添加物、過剰な飲酒、激しい運動などが挙げられます。
活性酸素が、生体内で常に産生されるにもかかわらず、私たちが体内の恒常性を維持できているのは活性酸素から自己を守る「抗酸化能力」が体に備わっているからです。
抗酸化能力とは、活性酸素の過剰な産生を抑制したり、活性酸素により生じたダメージの修復・再生を促す働きです。加齢とともにこの体内に備わる抗酸化能力が低下していきます。
そのため、同じ抗酸化作用をもつビタミンAやビタミンC、ビタミンE、また、ポリフェノールやカロテノイド類などの抗酸化物質を積極的に摂取することがおすすめです!
抗酸化能力と活性酸化のバランスが大きく崩れないよう、ストレスコントロールをしつつ食事内容を見直して、健康を維持できるようにしましょう!