
だんだんと暖かくなり、散歩をしたり外に出るのが気持ち良い季節になってきましたね。4月最後の食Do!では、春を代表する食品の1つであり、「ハーブの女王」と呼ばれる「よもぎ」についてご紹介いたします!

「よもぎ」とは?
「よもぎ」は、日本をはじめとするアジア地域で古くから親しまれているハーブの一種です。キク科の植物で、茎や葉、花などを利用することができます。日本では、草餅の材料として有名ですね。

よもぎの栄養価
よもぎは、下記のようなビタミン・ミネラル・抗酸化成分などを豊富に含み、栄養価の大変高い食品です。
【ビタミン】
- ビタミンA:細胞の再生や免疫力の維持に関わる。
- ビタミンC:抗酸化作用があり、免疫力アップや疲労回復に効果がある。
- ビタミンE:血管を丈夫にし、血液の流れをスムーズにする効果がある。
- ビタミンK:血液凝固や骨の健康に関わる。
【ミネラル】
- カルシウム:骨や歯を丈夫にする。
- マグネシウム:筋肉や神経の働きに必要で、ストレス解消にも効果がある。
- カリウム:細胞内のバランスを整え、高血圧予防に効果がある。
【ポリフェノール】
- ルチン:血管を強化し、動脈硬化や心筋梗塞の予防に効果がある。
- クロロゲン酸:抗酸化作用があり、血糖値の上昇を抑え、糖尿病の予防にも効果がある。
その他、よもぎには食物繊維なども含まれており健康に良いとされています。ただし、摂取量には注意が必要で、過剰摂取は身体に悪影響を及ぼすことがあります。また、アレルギーをお持ちの方は摂取を控えるようにして下さい。
美味しいよもぎの選び方
よもぎは、葉がみずみずしく、葉の柔らかいものを選びましょう。また、自分自身で採る際には、よもぎの葉の繊維は強く硬いため、できるだけ若い新芽を採取するのがポイントです。
よもぎの下処理方法
- よもぎの葉を水で洗い細かいゴミを取り除き、水気をよく切ります。
- 固い茎の部分を取り除き、やわらかな葉先だけを使います。
- 沸騰したお湯に塩を少し入れ、よもぎは1分ほど茹でたら冷水にとり水気をよく切ります。

当協会管理栄養士 監修!よもぎのレシピ
とっても簡単!「よもぎの韓国チヂミ」レシピ
よもぎは、お茶や和菓子などに利用されることが多いですが、簡単で美味しい料理にも活かすことができます!

材料(2人分)
- 薄力粉 1カップ
- 卵 1個
- 水 1カップ
- よもぎの葉 1/2カップ
- 塩 少々
- ごま油 適量
作り方
- ボウルに薄力粉と卵を入れ、水を加えてよく混ぜます。
- よもぎの葉を細かく刻み、ボウルに加えます。
- 塩を少々加え、よく混ぜ合わせます。
- フライパンにごま油を入れ、強火で熱します。
- フライパンに③を流し入れ、広げて焼きます。
- 焼き色がついたら、返して反対面も焼きます。
- 好みでたれ(ポン酢など)をかけてお召し上がりください。
春の香りを感じる「よもぎ」を使ってぜひ作ってみてください♪