体にいいスイーツの第6弾は、「ゴジベリー(クコの実)」です。
あまり馴染みのない食材かもしれませんが、アジアでは、粥や杏仁豆腐とのトッピングなど薬膳としてよく使われています。
近年アンチエイジングに良いと注目されるスーパーフルーツです。ぜひ一度、試してみませんか♪
ナス科クコ属の植物で、中国、東アジア原産のスーパーフルーツとして人気があります。
中国では3,000年以上も前から薬効の高さで知られており、世界三大美女の楊貴妃も、美容や不老長寿の薬として日常的にクコの実を食べていたそうです。
漢方薬としての歴史も長く、不老長寿、滋養強壮、疲労回復、精力増進効果があるといわれています。
ゴジベリーには、カロテノイドの一種であるβカロテンやゼアキサンチン、ルテインや、ポリフェノールの一種であるリコピンやルチン、タンニン、ヘスペリジンなどが豊富に含まれています。
また、ビタミンB1・B2や、レモンの8倍も多くビタミンCが含まれ、カルシウム・鉄などのミネラルや必須アミノ酸など栄養素がバランス良く含まれています。
他にも、アミノ酸の一種で美容に良いベタインという成分や悪玉コレステロール値を下げてくれるβ-シトステロールなどの注目の成分もゴジベリーには含まれています。
では、このさまざまな栄養素が豊富に含まれるゴジベリーを摂り入れることで、私たちの体には具体的にどのような効果があるのでしょうか?
βカロテンやゼアキサンチン、リコピン、ビタミンCなどの抗酸化成分が豊富に含まれているため、老化の原因である活性酸素の除去を促してくれます。
βカロテンは、体内で目のビタミンと呼ばれるビタミンAに変わり、目の網膜にあるロドプシンを活性化させます。
また、カロテノイドの一種のルテインとゼアキサンチンが含まれていて、ともに目の黄斑部や水晶体に存在しており、
黄斑変性の予防・改善、紫外線やPC・スマートフォンのブルーライトによる視力低下を改善する効果が期待できるといわれています。
豊富に含まれる抗酸化成分が肌の老化を防ぎ、レモンの8倍もビタミンCが多く含まれているため、コラーゲンを合成して、肌にハリや艶を与えたり、シミのもとであるメラニン色素の合成を抑える働きがあります。
また、ゴジベリーに含まれるルチンという成分は、ビタミンCの働きを促進します。
ベタインというアミノ酸は、保湿性が高く浸透性に優れているため、肌に弾力と潤いを与えます。
β-シトステロールという悪玉コレステロールの吸収を妨げる成分も含まれるため、血栓の形成を防ぎ血液の流れを良くします。
また、ヘスペリジンという成分も血管の柔軟性を保ち、コレステロール値の改善などに作用します。
ゴジベリーは、1日大さじ1杯を目安に食べるようにしましょう。
胃腸が弱い人・消化不良を起こしやすい人・下痢ぎみの人にはあまり向いていません。
食べ過ぎるとお腹がゆるくなりやすいため、注意しましょう。
ゴジベリーはそのまま食べると少し独特な癖があり、ほんのり苦味を感じる場合もあります。
そのため、甘いデザートやお酒、粥などに入れるという使い方が一般的になったようです。
材料名 | 分量 |
ゴジベリー | 1/2カップ |
レーズン | 1/2カップ |
赤ワイン | 1/2カップ |
水 | 1/2カップ |
はちみつ | 大さじ2 |
このままでも美味しいですが、ジャム代わりにパンにのせたり、ヨーグルトに入れても美味しいですよ♪