いよいよ明日はバレンタインデーです!これまでチョコレートについて食Doでも取り上げてきましたが、チョコレートについて最後となる今回はチョコレートの種類による違い、その中でも近年注目される「高カカオチョコレート」の栄養価についてもみていきたいと思います。
チョコレートに栄養?と思われるかと思いますが1つ前の食Doでもご紹介の通り、カカオには嬉しい健康効果が沢山含まれています!この健康効果をチョコレートを使ってうまく取り入れましょう!
チョコレートに含まれるカカオには高い栄養価が含まれています。
抗酸化作用を持ち、お肌の老化や動脈硬化の予防に繋がる「カカオポリフェノール」、血流改善に繋がり冷え性改善やリラックス効果をもたらす「テオブロミン」、腸内環境を整える不溶性食物繊維である「リグニン」などが代表的です。
カカオマス(カカオ豆を細かくすりつぶしたペースト状のもの)にココアパウダーや砂糖などを混ぜたもので、乳製品が入っていないものを指します。カカオマスが40~60%以上含まれているのでカカオ独特の苦みや渋みを感じることができます。
さらにカカオマスが70%以上のものを「高カカオチョコレート」と呼んでいます。
高カカオチョコレートは、カカオ含有量が多いため、カカオに含まれる栄養価を存分に摂取することができます。カカオに含まれるカカオポリフェノールは、早く吸収され抗酸化作用を持続させることができないのでこまめに少しずつ摂取することをおすすめします。また、テオブロミンによる血流改善やリラックス効果もあるため、朝1日をスタートさせる際に摂り入れることもおすすすです。そして、高カカオチョコレートは糖質の量もその他のチョコレートと比べると少なく、血糖値の上昇が緩やかであることも特徴です。
しかし、カカオを多く含むため普通のチョコレートよりも脂質が多いという特徴もあります。食べ過ぎると、中性脂肪となってしまうため注意しましょう。厚生労働省、農林水産省による食事バランスガイドの中で、1日の菓子・嗜好品のエネルギー量の目安は200キロカロリーとされています。高カカオチョコレートを食べる前にエネルギー量を確認し、1日200キロカロリー以内を意識して食べるようにしましょう。甘さが抑えられているためついつい沢山食べてしまわないように注意が必要です。また、カフェインもその他のチョコレートより多く含みます。
高カカオチョコレートを食べることでカカオに含まれる栄養価をしっかり摂り入れることができますが、脂質やカフェインを多く含むことも意識して摂り入れましょう。
乳製品が入っているチョコレートで、ダークチョコレートやビターチョコレートよりも糖質を多く含んでいます。
ココアバター(カカオ豆を搾油してつくられる植物油脂)に乳製品や砂糖などを加えて作るチョコレートです。カカオマスは使用せず、植物油脂であるココアバターを原料としているため、チョコレート色はしていません。
チョコレートは、種類によって溶けやすさも異なり、ココアバターの割合が多いほど溶けやすくなります。
溶けやすさでは、ホワイトチョコレートが1番溶けやすく、最も溶けにくいのはダークチョコレートやビターチョコレートです。ホワイトチョコレートやミルクチョコレートは、固まりにくいこともあるため、お菓子作りにはダークチョコレートやビターチョコレートが扱いやすく、健康的でおすすめです♪
今回は、健康効果の期待できる高カカオチョコレートを使ったアレンジレシピをご紹介します♪
<材料>5~6個分