体にいいスイーツ第4弾 ~小豆~

体にいいスイーツ第4弾 ~小豆~

日本には、3月の雛祭りは「桜餅」や「道明寺」、春分は「ぼた餅」、5月の端午の節句は「柏餅」など、小豆を使った和菓子を食べる文化があります。
今回は「小豆」をご紹介いたします。
小豆で作るあんこは、洋菓子に比べれば低カロリーで美容効果もありますので、ダイエットをしているけれど甘いものを食べたくてストレスが溜まってしまう方にお勧めです。

小豆のスイーツ

小豆のおすすめポイント

小豆の赤い色

小豆を食べるようになったのは平安中期の頃で、「枕草子」に小豆粥(赤飯の原形)として食べられていたと記されています。
赤い色には災を避ける力があり、魔よけの意味も込めて室町時代に祝儀用に食べられるようになりました。
そして江戸時代後期には一般市民のお祝いの日に食べる習慣が広まったといわれています。

小豆の栄養素

小豆は良質なタンパク質が主成分です。また、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれていて、血糖値の上昇も緩やかになります。
ビタミンやミネラルも豊富で、その中でもビタミンB1は糖の代謝を助け、ビタミンB2は脂肪と糖の代謝に欠かせません。
亜鉛は新しい細胞を作り皮膚や骨の発育にも欠かせないミネラルで、女性にはホルモンの活性化に必要な栄養素です。

日本の小豆がいい

小豆に含まれるポリフェノールは強力な抗酸化作用で活性酸素を除去します。
赤ワインよりも多く含まれていて、特に日本の小豆が優れています。
また、外皮に含まれるサポニンにはポリフェノールと同様の抗酸化作用があり、中性脂肪を低下させる作用もあります。
この点については、こしあんよりも外皮が多く含まれる粒あんのほうが多く、おススメです。

小豆

その他、嬉しい効能

むくみ解消、疲労回復、便秘解消、生活習慣病の予防、美肌サポート

おすすめレシピ

いきなり団子

材料
材料名 分量(2人分)
サツマイモ 1本
薄力粉 50g
大さじ2~3
小豆 大さじ5
いきなり団子
作り方
  1. サツマイモを蒸します。蒸しあがったら1センチくらいの輪切りにします。
  2. 薄力粉に水を混ぜて耳たぶくらいの柔らかさに練り、2センチくらいの球状に丸めます。
  3. サツマイモと小豆を生地の上にのせて包みます。口をギュッとつまんで閉じます。
  4. 電子レンジまたは蒸し器で1~2分蒸します。
  5. 表面が饅頭の皮のような質感になれば出来上がりです。

いきなり団子は、熊本の郷土料理です。
ばりうまかけん、作って食べてみなっせ!

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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