酵素の働きを知ろう!

酵素の働きを知ろう!

酵素という言葉はよく聞くし健康に良さようだけど、どんなものなの酵素でしょうか?

酵素ってどんなもの?

酵素は、ある物質を別の物質に変えるためのものです。
物質Aに酵素が加わることで、物質Bという別の物質が出来上がります。
酵素が他の栄養素と違うのは、栄養素を分解して運搬したり触媒的な役割を持つということです。
実は、わたしたちのまわりには沢山の酵素があります。洗剤や洗顔料などの生活用品、果物や野菜、味噌や納豆などの食べ物、そして生体にも酵素が含まれているのです。
酵素の詳しい働きについて明らかになってきたのは、何年も続いてきた化学の歴史から見ると、ごく最近のことです。現在でも新しい酵素が次々と発見されています。

酵素

酵素の種類

  1. 消化酵素…食べたものを体が吸収しやすいように消化するための酵素。
  2. 代謝酵素…体温調節や呼吸などの、代謝を行うための酵素。
  3. 食物酵素…食物に含まれる酵素。

わたしたちの生体内の酵素には消化酵素と代謝酵素の2種類がありますが、この2種類は「体内酵素」がもとになっていると考えられています。
体内酵素量は決まっており、消化が忙しくなれば、代謝酵素として働く酵素も減少します。反対に、病気などで代謝酵素が消費されれば消化にまわる酵素は減少します。
暴飲暴食を繰り返すと、消化酵素が大量に消費されて代謝酵素が減り、お肌の調子や胃腸の調子が悪くなったりします。食生活を見直し腹八分目を心がけて消化酵素を節約しましょう。

また、風邪をひくと食欲が落ちる原因の1つとして、病気と闘うために沢山の代謝酵素が必要となり、その分消化酵素が減るということも考えられています。
病気になったときはお粥や果物など消化に良い食べ物や食物酵素が十分含まれている食べ物を食べることは理にかなっています。

消化酵素は、たんぱく質をブドウ糖に分解するアミラーゼ(炭水化物分解酵素)、たんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)、脂肪を脂肪酸に分解するリパーゼ(脂肪分解酵素)などがあります。
また、現代人が抱えやすいストレスや加齢などの影響で、酵素の分泌が低下し消化不良の状態になります。
その結果、腸内で消化されなかった食べ物が異常発酵し便秘や副部膨満感が起こったり、臓器や皮膚に悪い影響を及ぼします。

病気で寝る女性

消化酵素と代謝酵素、バランスよく使うためには「食物酵素」が役立ちます。
食物酵素は消化を助ける働きがあるため、消化酵素の無駄遣いに歯止めをかけてくれます。

食物酵素の取り方

食物酵素は、新鮮な生野菜や果物、味噌や納豆などの発酵食品に多く含まれています。
熱に弱い酵素もあるので、野菜や果物は生で食べるのがおすすめです。
食物酵素を摂るには生をおすすめしましたが、あまり食べすぎると体を冷やし血行不良を起こしたりするのでビタミン摂取の目的で温野菜サラダなども食べましょう。
また、食物酵素の種類によって、どの栄養素を分解するのが得意か異なります。

お肉が食べたい!

パイナップルやキウイ、パパイヤ、しょうがなどにはタンパク質を分解する酵素が多く含まれています。
併用して食べることで肉を柔らかくしうま味も増します。肉料理との相性がとてもよい酵素なのです。

揚げ物が食べたい!

納豆・チーズ・味噌・キムチなどの発酵食品には、脂肪を分解する酵素が多く含まれています。
脂質の多い揚げ物などを食べる場合は、発酵食品を取り入れるとよいですね!
納豆は納豆菌により、アミラーゼ(炭水化物分解酵素)やプロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)が生成されるのでいつもの食事に納豆をプラスするだけで消化されやすくなります。

炭水化物が食べたい!

大根や芋類、キャベツなどには、デンプン(炭水化物)を分解する酵素が多く含まれています。
唾液にもデンプンを分解する酵素が含まれているので、よく噛んで食べると、より一層よいですね!

食べている女性

食物酵素を体内に取り入れるにはあらゆる食品を生で食べましょう。
野菜や果物はすりおろすことでも細胞内の酵素がでてきて活性化されます。

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 所属の精鋭の管理栄養士と健康管理士からなるグループのユニット。
それぞれ得意の分野や興味のある分野を活かし、詳しく知りたい食や健康の情報、話題のスーパーフード、旬のスイーツ…など、様々なコラムを掲載いたします。

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