ドライアイを直訳すると「乾いた目」となりますが、実は目が渇くだけではなく、涙の異常によって角膜や結膜が傷ついた状態になっているのです。
黒目と呼ばれる部分。目に入った光を屈折させるレンズ機能を果たす。
眼球とまぶたを結ぶ膜
涙は目の乾燥を防ぐ、異物を洗い流す、黒目の表面を滑らかに保つなど、目を保護するために欠かせない働きをしています。
また、涙には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ビタミン、ブドウ糖、アルブミンなど、血液と同じ成分が含まれています。
そのため、体の中で唯一血管が通っていない角膜へ酸素や栄養素を送るのも涙の役割です。
よって、涙は「目の血液」とも呼ばれます。
目が疲れる、痛い、充血する、かゆい、ゴロゴロするといった症状のほかに、物がかすんで見える、視力が低下するなど、さまざまな症状が見られるようになります。
目が乾燥すると、表面が傷つきやすくなります。
そのまま放置してしまうと、角膜や結膜が傷ついてしまいます。
年齢を重ねると分泌される涙の量が少なくなったり、蒸発しやすくなったりします。
まばたきは目の表面に涙を送り込むポンプの役割があり、通常、1分間に20~30回程度しています。
しかし、パソコンの画面に集中したり、凝視したりしていると、その回数が激減してしまうのです。
コンタクトレンズは、涙の力を利用して目の表面に浮かんで視力矯正しています。
しかし、涙がコンタクトレンズに吸い取られたり、涙が蒸発しやすくなったりしてしまいます。
一日の多くの時間を過ごす空間が乾燥していると、肌だけでなく、目も乾燥してしまいます。
そのほか、ストレス、薬の服用、目の病気などがあります。
パソコンやコンタクトレンズの使用状況や、室内の環境を改善することで、ドライアイの症状を和らげることができます。
エアコンの風に直接当たらないようにする。また、エアコンがきいている室内は乾燥しやすいので、加湿を心がける。
コンタクトレンズは正しい使い方を守る。コンタクトレンズを使用している方は、していない方に比べて涙が蒸発し、減りやすくなる。
目の渇きが気になる場合は、涙の不足を補うために目薬を使用したり、加湿器や保湿用メガネを使用する。
目のビタミンと呼ばれる「ビタミンA」が豊富なほうれん草は、風邪の予防にもオススメです。
また、サーモンの赤い色素「アントシアニン」は目の疲れの予防と改善に役立ちます。
今回は、旬の野菜のほうれん草と、疲れ目の味方のサーモンをつかったキッシュをつくってみましょう!
ほうれん草の旬は、11月~3月です。
年間を通して手に入りますが、特に冬は、霜にあたって甘みが増し、栄養価が高まると言われています。
ほうれん草は緑黄色野菜の代表といわれるくらいと栄養価が高いのが特徴です。とくにカロチンやビタミンC、鉄分を多く含んでいます。
ほうれん草を選ぶときには、葉が濃い緑色で肉厚のものや、根の部分の赤みが鮮やかで濃いものにしましょう。
材料(4人分) | 分量 |
---|---|
スモークサーモン | 150g |
ほうれん草 | 3株 |
モッツァレラチーズ | 適量 |
パイシート | 2枚 |
(A) 卵 | 2個 |
(A) 牛乳 | 150cc |
(A) 生クリーム | 60cc |
(A) パルメザンチーズ | 大さじ2 |
(A) 塩・こしょう | 適宜 |
(A) バター・薄力粉 | 適宜 |
1人あたり454kcal