しもやけを予防!アボカドたっぷりタラモサラダ

しもやけを予防!アボカドたっぷりタラモサラダ

しもやけってどういうもの?

しもやけとは、冷え込む季節に起こりやすい症状で、手足の指や耳などの体の末端部分が赤紫色に腫れるものです。別名を凍瘡(とうそう)とも呼びます。
寒さによって、血液循環が悪くなることが手先に痒みが生じたりしてしまいます。

あなたは大丈夫?
『しもやけの可能性をチェックしよう!』

以下の項目のいくつ当てはまるかチェックをしてみましょう!

□ 手や足が全体的にに赤く腫れている
□ 手足の指、手のひら、足の裏(ふち)に赤い発疹がある
□ 手足の指が赤黒く変色している
□ 暖かいところでは痒くなり、寒いところでは痛む
□ 靴を履くときや、歩くと痛みを感じる

チェックがいくつつきましたか?
1つでも当てはまる方は、しもやけの可能性があります。

しもやけの症状が酷くなる前にセルフケアをして予防していきましょう!

しもやけの原因は?

しもやけは、血行が悪く、うっ血した状態(血液が滞った状態)が続くことで起こりやすくなります。

原因はいくつか挙げられますが、最も多い原因としては、1日の気温差と皮膚表面の温度差が挙げられます。冬から春にかけて日中と夜の気温差の激しい冬に特に起こりやすく、しもやけになりやすい人の多くは冷え性の方が多いと言われています。さらに、体質や遺伝も少なからず影響しているとも言われています。

その他、寒さ対策やしもやけ対策で重ね履きしているはずの靴下が、しもやけの原因となっていることも挙げられます。重ね履きした靴下のゴムの締め付けによって、足首から下への血流が悪くなるのです。

<重ね履きをするなら>

締め付けの少ない柔らかい素材を選ぶとようにしましょう。

くつした

起こりやすいのは体のどこ?症状は?

しもやけは、手や足の指、かかと、耳たぶ、鼻の頭、頬など、冷たい風にさらされる場所や冷えやすい体の末端に起こりやすいと言われています。主な症状は、赤紫色に腫れる、赤くなって盛り上がる、痒くなる、ジンジンと熱を持った感じがする、痛痒いなどさまざまです。

大人よりも子供、また男性よりも女性の方がなりやすいと言われています。
ひどい場合は夜寝ることができないほどの痛みや痒みに襲われることもあるため、出来る限り早めの処置を心がけることが大切です。

しもやけの症状

しもやけのタイプ

しもやけの症状には、大きく分けて2つのタイプがあります。

●樽柿型(たるがきがた)

指や足が全体的に赤紫色に腫れてしまうタイプ症状で、子供に起こりやすい傾向にあります。

●多形滲出性紅斑型(たけいしんしゅつせいこうはんがた)

手や足先、鼻先、耳たぶなど体の末端部分に、所々に赤紫色の発疹や水疱、しこりなどが出来てしまうタイプで、大人の女性に多くみられます。

しもやけ

いずれの場合もかゆみや痛みといった症状を伴います。特に、お風呂に入ったり、暖房器具によって温まると痒みが強くなることが多いです。さらに、症状が酷くなると、水疱が出来て、さらに破れてただれてしまうこともあります。

予防策&しもやけの症状を和らげる改善策

体を温めて、保温しましょう!

まずは、体をしっかりと温めて、保温することが大切です。外出をする際は、マスクや手袋、マフラーや厚手の靴下などを身につけて体温をキープできるようにしましょう。特に、足首や手首など末端部分を冷やさないように心がけましょう。

防寒グッズ

保湿クリームなどを使いケアしましょう!

入浴後や手を洗った後などは、保湿クリームなどを使用して保湿をしましょう。さらに、手や足先を軽くマッサージするだけでも血行が良くなります。
保湿をしていると、あかぎれや肌荒れ予防にもなるので気づいた時には塗るようにしましょう。
*しもやけは放っておくと悪化してしまうので、治らない場合は早めに皮膚科へ行くことをおすすめします。

基礎代謝を高める習慣を意識しましょう!

しもやけになりやすい方は冷え性のことが多いので、基礎代謝を高め体温を上げましょう。ランニングやウォーキングなど有酸素運動を習慣にしてみることや、軽い筋トレやストレッチを取り入れてみるなど、出来ることから始めてみましょう。
風呂上りのストレッチもおすすめです♪

ウォーキング

体を温める栄養素を意識して取りましょう!

しもやけの予防のためにも、体温つくる材料となる栄養素や血流をよくするための栄養素を毎日の食事に取り入れてみましょう♪
栄養素 作用 多く含む食べ物
タンパク質 筋肉や体温のもとになる 牛肉、豚肉、鶏肉、卵、牛乳、乳製品、魚、大豆
ビタミンE 血管拡張、血行を良くする アボカド、かぼちゃ、アーモンド、たらこ、いくら
ビタミンC ストレス耐性のホルモンを生成 アセロラ、赤ピーマン、芽キャベツ、レモン
ジンゲロール 血行を促進する 生姜

おすすめ健康レシピ

アボカドたっぷりタラモサラダ

アボカドたっぷりタラモサラダ

血流を促進してくれるビタミンEが豊富なたらことアボカドをたっぷり使用したサラダをご紹介します。

アボカドの皮を器にして、見た目もおしゃれにしもやけ予防のサラダとなっています♪
さらに、じゃがいもやレモン汁にはビタミンCが含まれており、免疫力のサポートにも効果があります。

管理栄養士・健康管理士からワンポイントドバイス

ビタミンEたっぷりのアボカドとたらこをに注目!

アボカドは、世界一栄養価の高い果物と呼ばれるほどビタミンEをはじめとした、ミネラルや良質な脂質を含んでいます。
100gあたりでビタミンEが3.6㎎摂れ、バナナやりんごの約5倍とも言われています!

たらこは、11~1月が旬です。親はタラの一種であるスケトウダラです。
たらこに含まれるビタミンEには、血管拡張作用があるため、末梢血管を広げ血流の改善に効果的です。

選ぶ時には、皮が破れておらず、ふっくらとしていて形の良いものにしましょう。
さらに、今回ご紹介するレシピのようにじゃが芋やレモンなどと組み合わせると、よりビタミンEの効果がアップします!

材料(2~3人分) 分量
じゃが芋(中) 2個(約200g)
アボカド 1/2個(75g)
たらこ(生) 1/4腹(12.5g)
大さじ1
マヨネーズ 大さじ2(24g)
レモン汁 小さじ1/2
少々
粗挽き胡椒 適量
パセリ 少々

エネルギー(1人分あたり):155~233kcal

作り方

  1. じゃが芋はよく洗って、皮をむき一口大に切る。
  2. 耐熱容器に乗せて大さじ1の水を、ラップをかけて電子レンジ600W、6分加熱する。
  3. アボカドは縦半分に切り、種を取り、身を綺麗に取り出す。(皮は器として使用するため取っておく)
  4. アボカドの身を1.5センチ角に切り、レモン汁をかけておく。
  5. じゃが芋に竹串がスーッと通るようになったらマッシャーなどでつぶし、冷ましておく。が冷めたら、たらこ、アボカドを入れ、マヨネーズ、砂糖、塩コショウで味を調える。
  6. マッシュしたじゃが芋が冷めたら、たらこ、マヨネーズ、塩、粗挽き胡椒を加えて全体をよく混ぜる。
  7. ⑦にアボカドを加えて全体を混ぜ、アボカドの皮に盛り付け、パセリを刻んでかけて完成♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
この記事を
シェア
Twitter
Facebook
LINE
hatenaブックマーク
URLをコピー

URLをコピーしました

食や健康について学ぶ

関連記事

おすすめ記事