大人のためのお酒のマナー⑥ ~焼酎編~ 

大人のためのお酒のマナー⑥ ~焼酎編~ 

前回は、大人のためのお酒のマナーで、カクテルのマナーについて少し勉強しました。

今回は、ビールに次いで親しみやすく、飲む機会の多そうな焼酎のマナーについて学んでみましょう。
焼酎と日本酒の違いや、チューハイとサワーの違いなども意外と知らないことが多いはずです。

その他のお酒を飲む時のマナーについては、下記をご参考になさってください。

⇒大人のためのお酒のマナー 日本酒編 ワイン編 ウィスキー編 ビール編 カクテル編

焼酎

焼酎と日本酒の違い

日本のお酒といえば、日本酒や焼酎を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

しかし、それぞれの違いについては、意外と知らない人が多いと思いますので、まずはその違いについて触れてみましょう。

製造法の違い

  • 焼酎・・・蒸留酒の一種。蒸留酒とは、醸造酒を加熱し、アルコールのみを気化させ、その気体を冷やし、再び液体に戻すことによって、できたお酒です。そのため、アルコール度数が約25度と高いのが特徴です。
  • 日本酒・・・醸造酒の一種。醸造酒とは、原料を酵母によって、アルコール発酵させたお酒で、アルコール度数は15%前後です。

原料の違い

  • 焼酎・・・芋・米・麦などのさまざまな穀物を原料にした種類があります。
  • 日本酒・・・同じお米でも、米焼酎の原料は一般の食用の米が使用され、日本酒の原料は酒造専用の米(酒造好適米)が使用されます。

味わいの違い

  • 焼酎・・・原料により味わいが異なります。一般的に、芋はクセになる独特の甘い香りとやさしい味わい、米はお米の香りと甘みに加えスッキリとした口当たり、麦はフルーティーな香りと軽やかな味わい、が特徴とされています。また、貯蔵すると熟成が進み、コクやまろやかさが増していくのも魅力の一つです。
  • 日本酒・・・酒米の種類、精米歩合によっても味は変わってきますが、米特有の甘み、柔らかさを感じられるのが特徴です。日本酒は焼酎に比べ、時間がたつと味も劣化しやすいので短いサイクルで消費されることが多いです。

飲み方の違い

  • 焼酎・・・アルコール度数が高いので、ストレートよりも、ロックや水割り、お湯割り、炭酸割りなどさまざまな飲み方をすることが多いお酒です。
  • 日本酒・・・そのままストレートで飲むのが一般的です。常温・冷やし・熱燗など、温度による味わいの変化を楽しみましょう。

焼酎と日本酒の違い

チューハイとサワーの違いとは

居酒屋さんなどでよく飲むお酒の中で、チューハイやサワーを挙げる人が多いのではないでしょうか。

おうち時間が増えている今、特に缶チューハイなどはアルコール度数も低く、いろんな種類が出ているので、気軽に飲めるお酒として以前より家で飲む機会がありそうですね。

そもそも、チューハイとサワーって何が違うのでしょうか?

チューハイとは

チューハイは、焼酎の「酎」とハイボールの「ハイ」を合わせた「焼酎ハイボール」の略称と言われています。

ハイボールは、本来はウイスキーをソーダ水で割った「ウイスキー・ソーダ」のことで、お酒を炭酸で割ったカクテルの総称を表しています。つまり、焼酎を炭酸で割ったものを「チューハイ」と呼んでいます。

サワーとは

サワーの語源は、英語で「すっぱい」を表す「sour」だと言われています。

蒸留酒の「スピリッツ」をベースに柑橘類などの酸味のある果汁と砂糖などの甘味成分を加えて作ったカクテルの一種に、ソーダ(炭酸水)を加えた飲み物を「サワー」と呼ぶようになったそうです。

2つの違いは

違いとしては、チューハイは焼酎がベースで、サワーは焼酎を含むスピリッツがベースであるという点。簡単に言うと、サワーの中にチューハイが属しているということになります。
今では、ほとんど区別がなく使われていることが多いようで、お店や地域によっても異なるようです。

チューハイとサワーの違い

焼酎のマナー

焼酎には特にマナーはなく、基本的にはお酌をすることもありませんので、ロックや水割り、お湯割りをつくることがお酌の代わりと考えられているようです。そのため、つくる時のマナーを覚えておくようにしましょう!!

ロックの時

すぐに水っぽくならないように氷を溶けにくくすることを意識しましょう。

  • グラスをあらかじめ冷やしておく
  • グラスになるべく大き目のロックアイスを入れて軽く回して、溶けた水を捨てる
  • 注ぎ方は、焼酎が氷の表面に当たるように意識すると、焼酎の香りが立ちやすくなります。

焼酎のロック

水割りの時

「焼酎6対水4」という“ロクヨン”と呼ばれる割合が黄金比とされていて、アルコール度数が日本酒と同じ15度ぐらいになり、飲みやすくなると言われています。

  • グラスにたっぷりの氷を入れ、焼酎をグラスの半分ぐらいまで注ぐ
  • 水をグラスの8〜9分目までゆっくり注ぐ(この割合がちょうどロクヨンになります)
  • マドラーで3回程度かき混ぜる

焼酎の水割り

お湯割りの時

「お湯が先、焼酎は後」が基本です!

  • 150cc程度の小さめのグラスまたは陶器を用意する。お湯割りの温かさを手のひらで感じられるぐらいがベストです。
  • 先に70〜80℃くらいの温度のお湯を注ぎ、器を温めると同時にお湯の温度を少し下げておきます。
  • お湯の後から焼酎をゆっくり注ぐことで、かき混ぜなくても温度差で自然な対流が起きなじんでいきます。
  • 割合は水割りと同じく「焼酎6:お湯4」が適正です。

焼酎のお湯割り

焼酎の美味しい飲み方

つくり方でも紹介しましたが、焼酎の飲み方は、ストレートやロック、水割り、お湯割りなど、幅広い飲み方が楽しめるのが魅力の一つです。それぞれの飲み方を簡単に紹介いたします。

ストレート

焼酎本来の味や香りをガッツリと楽しみたい方にオススメ!

アルコール度数が高いのでチェイサーを用意してから楽しみましょう

ロック

冷やすことで引き締まるキレを味わいたい方にオススメ!

氷が徐々に解けることで味わいの違いを楽しめるのが特徴です。

水割り

アルコール度数を抑えて、飲みやすさを重視してゆっくり味わいたい方にオススメ!

焼酎独特の個性が少し抑えられるので、いろいろな料理に合わせやすくなるのもポイントです。

お湯割り

温度を上げるとともに立ち上がってくる焼酎の香りを存分に味わいたい方にオススメ!

芋焼酎の力強くてやさしい香りや、そば焼酎の風味豊かな香り、麦焼酎の香ばしい香り、米焼酎の華やかな香りなどが楽しめます。

炭酸割り

スッキリと爽やかに飲みたい方にオススメ!

炭酸で割ることで、香りの変化や、甘みが増すなどの味わいの変化を楽しめます。

焼酎の美味しい飲み方

また、焼酎には産地ごとの特徴があるため、飲み方にもその地域に合わせた定番の飲み方があるようです。

例えば、芋焼酎(薩摩焼酎)ならお湯割りやストレート、米焼酎(球磨焼酎)ならロック、麦焼酎(壱岐焼酎)ならお湯割りがおススメなどです。

ラベルや製造元のホームページなどにオススメの飲み方が紹介されていることが多いので、参考にしてぜひ自分好みの飲み方を追求してください!
いかがでしたか?
本格的な焼酎は飲んだことがないけれど、サワーやチューハイを飲んだことがある方はとても多いはずです。思ったより身近な焼酎のことを少しは勉強になったのではないでしょうか。
おうち時間が増えている今、焼酎のいろいろな味わい方を試してみるのもいいかもしれませんね。

また、麦・米・芋以外にも、そばの実、しそ、栗…など非常に多くの原料がありますので、ぜひ、自分好みの焼酎や飲み方を探してみてください!

 

お酒の席では、大人のためのカクテルのマナーを実践しながら、飲みすぎ、食べすぎに注意して、賢く楽しくカクテルを楽しみましょう!

  • お酒は20歳になってから。
  • 飲酒運転は法律で禁止されています。
  • お酒は楽しく適量で。
  • 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響する恐れがあります。
  • 飲んだあとはリサイクル。

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 所属の精鋭の管理栄養士と健康管理士からなるグループのユニット。
それぞれ得意の分野や興味のある分野を活かし、詳しく知りたい食や健康の情報、話題のスーパーフード、旬のスイーツ…など、様々なコラムを掲載いたします。

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