お正月の定番食「お餅」

お正月の定番食「お餅」

お正月に食べる食べ物と言って思い浮かぶのは、おせちお餅ではないでしょうか。
地域によって食べ方に違いはありますが、正月を祝うのに昔から食べられてきたお餅は、日本人の食になくてはならないものとなっています。

今回は、そんなお餅にスポットを当てて、調べてみました。

お餅の歴史

古来から日本では、神様へ捧げる穀物として米はよく用いられてきました。その中で、ハレの日や節句などのお祝い事がある際に餅を搗く文化が出来上がってきました。

奈良時代の文献には「主菓餅」というお菓子や餅を作る役職があり、それが「餅」という字が初めて使われた古い情報となっているようです。

現在のようなお餅の作り方が庶民の中に浸透したのは、江戸時代中期頃だと言われています。
また、砂糖が普及した江戸時代後期頃からは、大福や羽二重餅、桜餅などが広く食べられるようになったそうです。

お餅の歴史

普通のお米ともち米の違いを知ってる?

普段私たちがよく食べている炊飯器で炊いたお米を「うるち米」と呼び、お餅にやお赤飯、おこわなどに使用するお米を「もち米」と呼びます。
食感の違いはもちろんですが、生米での見た目にも違いがわかります。

大きな違いは、でんぷんの成分。
うるち米はアミロースとアミロペクチンという成分が約2:8なのに対し、もち米はほぼアミロペクチンのみで構成されています。

もち米の粘り気は、このアミロペクチンという成分が元になっています。

普通のお米ともち米の違い

お餅を食べると太るって本当?

昔から「お餅は太る!」という噂を一度は聞いたことがあるという方は多いのではないのでしょうか。

確かにうるち米のごはん100g(お茶碗に軽くよそったくらいの量)ほどの量でカロリーを比べると、ごはんがおよそ170kcalに対してお餅は230kcalほどになります。

市販の切り餅2個で100g前後となりますので、重さで比べてしまうとカロリーが高い!となってしまうのです。

しかし、みなさんも知っての通り、歯ごたえがありモチモチとした食感のお餅には、通常のごはんと比べて噛む回数も多く満足感があるため、腹持ちの良さが生まれます。

この腹持ちの良さには理由があり、粘りの成分であるアミロペクチンが体の中で分解される際に、時間がかかるということがあります。

消化吸収が良い炭水化物ではありますが、うるち米と比べて腹持ちが良いと言われるのは、そのためなんですね。

ただし、先ほど100gの量でカロリーの比較をした場合にお餅の方が高かったように、量を食べ過ぎることによって、体重の増加に繋がってしまいます。

切り餅一個程度を時間をかけてゆっくり良く噛んでいただくことで、ダイエットの強い味方になってくれることもありそうです。

食べ過ぎ注意!

 

以上、お餅についてご紹介しました。

日本で昔から食べられているとてもシンプルな食べ物ですが、最近では地域の風習なども廃れがちで、伝統も失われる危機があるように感じます。

お正月のその土地その土地での味が無くなってしまわないよう、みなさんもお住まいの地域の伝統に一度目を向けてみてはいかがでしょうか。

著者アイコン著者紹介

               
日本成人病予防協会 健康管理士スタッフ

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

この記事を
シェア
Twitter
Facebook
LINE
hatenaブックマーク
URLをコピー

URLをコピーしました

食や健康について学ぶ

関連記事

おすすめ記事