「エシカル消費」って何だろう?!

「エシカル消費」って何だろう?!

最近、「エシカル」という言葉を目にしたり、耳にすることはありませんか?

「エシカル」とは、倫理的・道徳的という意味を持ちます。
そして、「エシカル消費」とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことを指します。

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、12番目に当たる「つくる責任、つかう責任」に関連する取り組みが「エシカル消費」なのです。

SDGs

エシカル消費の具体例をみていきましょう!

 

「エシカル消費」の具体例

人・社会への配慮

・売上の一部が寄付につながる商品の選択

・障害者支援につながる商品の選択

・フェアトレード認証商品の購入

※フェアトレード認証製品を購入すると、開発途上国の生産者のサポートに繋がる

 

地域への配慮

・地産地消を意識した商品の選択

・被災地で作られたものを購入することで被災地の応援に繋がる

 

環境への配慮

・食品ロスを減らす

・レジ袋の代わりにマイバッグを使う

・マイボトルを利用する

エシカル消費具体例

 

「エシカル消費」に繋がるマークを知ろう!

エシカル消費の目安になるのが、人や環境に配慮した認証ラベルやマークです。以下のラベルやマークなどが付いている商品を選択することで、今日からあなたもSDGsの取り組みに貢献することが出来ます!

 

国際フェアトレード認証 エコマーク
国際フェアトレード認証ラベル 公正な取引が行われていることを認証するラベル。
商品を購入することで発展途上国のサポートにつながる
エコマーク 生産から廃棄にわたり、環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品に付けられる
   
有機JASマーク MSC「海のエコラベル」
有機JASマーク JAS法で定められた有機生産基準で生産、加工された食品であり、農薬や化学肥料を控え、自然界の力で生産されたことを示す MSC認証 持続可能で、環境に配慮した漁業で獲られた水産物を示す
   
FSC🄬認証 レインフォレスト・アライアンス認証
FSC認証 適切に管理された森林の木材や、適格だと認められたリサイクル資材から作られた製品を示す レインフォレスト・アライアンス認証 より持続可能な農法に取り組む認証農園で栽培された原料を用いた製品に付けられる
   
GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準) RSPO 認証
GOTS オーガニック繊維を原料とし、かつ社会責任に配慮して環境負荷の少ない方法で作られた製品に付けられる RSPO認証 持続可能なパーム由来原料を使用した、あるいはその生産に貢献した製品であることを示す

 

一人一人が社会的な課題に対して何が出来るのかを考えることが、エシカル消費の第一歩に繋がります。

地球の限りある資源をみんなで守っていきましょう!

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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