完全栄養食は過言じゃない!優秀フルーツ「バナナ」

完全栄養食は過言じゃない!優秀フルーツ「バナナ」

日本各地のスーパーで一年中手軽に買えるようになった「バナナ」。
今まで食べたことがない!という方は、珍しいのではないのでしょうか。

そのくらい身近なフルーツとなったバナナですが、その万能っぷりをご存じの方は意外と少ないのでは。

今回は、改めてバナナについてご紹介したいと思います。

バナナの歴史

高温多湿な環境を好むバナナは、マレー半島あたりを起源とし、1万年以上も前から食されていたそうです。
突然変異によって種が無くなったバナナが見つかり、栽培が始まったとされています。

紀元前には人の手によってアフリカ大陸に渡り、さらに15世紀頃までには中南米にもたらされたと言われています。

昔は高級品だった!?

日本にバナナがやってきたのは、明治時代後半のこと。
日本の統治下にあった台湾産のバナナを運んできたのが始まりだそうです。

昭和の初期にはその輸入量も増加し、庶民にも買い求めやすい値段となったため、日本人に広く食べられるフルーツとなりました。

しかし、太平洋戦争が始まり、さまざまな物資の輸入が途絶えると、その後昭和30年代後半にバナナの輸入が自由化されるまで、高級品として扱われることとなってしまいました。

1970年代になり、フィリピン産のバナナがたくさん輸入されるようになったことで、再び庶民に愛されるフルーツとなりました。

バナナの歴史

バナナの種類

驚くことに、その種類は300種類ほどもあるのではないかと言われています。

大きく分けて、甘みの強い生食用と、揚げたり、煮たり、焼いたりしてからいただく調理用のバナナがあります。
そして、厳密な分類上では、木になる実ではないことから「果実」ではなく「野菜」となるそう!

日本でよく売られているのは生食用の黄色いバナナですが、世界では調理用に使うバナナがたくさん栽培されており、生産数も、生食用よりも調理用の方がより多く生産されているようです。

生食用で甘みの強いラカタン種はフィリピンで多く栽培されている品種だそう。調理用では、サバ種やクラレ種、ツンドク種といった品種があり、これらを主食としている地域もあるそうです。

主な栄養素

主に炭水化物からなるバナナですが、意外にも、甘みがあるからといってカロリーが高いわけではないようです。

一本100g程度のものでは、そのカロリーは86kcalほど。
白米茶碗一杯分を150gほどとした時のカロリーは、およそ250kcalくらい。

比べてみると、白米のおよそ半分程度にしかならないことがわかります。
そして、含まれる栄養素は本当にたくさん!

  • ナトリウム排出の効果で高血圧やむくみの解消に役立つ「カリウム」
  • 腸の働きを助け、便秘の解消に効果のある「食物繊維」
  • すぐにエネルギーへと変わるブドウ糖、果糖、ショ糖などの「糖類」
  • 体を作るために必要な「ビタミンB類」
  • 免疫力を高める「アミノ酸」
  • マグネシウムやカルシム、鉄などの「ミネラル類」

これらの栄養素がバランスよく含まれているので、バナナは「完全栄養食」とも呼ばれるほど、優れた食べ物であることがわかります。

また、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれており、これはシュガースポットが出来るくらいに熟した状態のものほど、多く含まれることがわかっています。

バナナの主な栄養素

保存の仕方

基本的には常温保存でOK!
14度から20度くらいの温度になる風通しの良い場所が、保存に適した場所とされています。

夏場は冷蔵庫の野菜室に新聞紙などでくるんで入れておくのがよいそう。
逆に冬場には、低温にあたらないよう、新聞紙のほか布などにくるんで保存しておくのがよいそうです。

また、バナナはエチレンガスを発生させて追熟が進むので、好みの状態まで追熟させてから、1本1本切り離した状態で保存すると、長持ちさせることが出来るそうです。
バナナの保存の仕方

 

以上、バナナの優秀さについてご紹介しました。

身近にあるだけに存在を忘れがちな果物ですが、知れば知るほどそのポテンシャルの高さにびっくりしてしまいました。
子供の成長に、お肌などやダイエットなどの美容に、運動後の回復に、そして、ご年配の方の栄養補助などにも幅広く役立つ万能感満載のバナナ。

これを機に、朝食や昼食に加えてみてはいかがですか?

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 所属の精鋭の管理栄養士と健康管理士からなるグループのユニット。
それぞれ得意の分野や興味のある分野を活かし、詳しく知りたい食や健康の情報、話題のスーパーフード、旬のスイーツ…など、様々なコラムを掲載いたします。

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