最近、駅地下や街中に“玄米カフェ”や“寝かせ玄米のおにぎり屋さん”が増えてきています。玄米はボソボソとして苦手!白米に比べ固い食感が苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここで、ご紹介したいのが「寝かせ玄米」です。玄米の栄養価の高さをさらに引き上げ、もちもち食感や免疫力アップなど身体への嬉しい効果についてご紹介したいと思います。
玄米と寝かせ玄米はなにが違うのでしょうか?
必要な材料は玄米に加え、小豆と塩のみで、保温機能のある炊飯器です。
他には“酵素玄米”と呼ばれています。ひと手間を加えることで、玄米のデメリットを克服し、さらに小豆を加えることにより栄養価が増します。
もみ米からもみ殻だけを取り除いたお米です。
糠層には食物繊維が豊富で、白米に比べ約8倍の食物繊維が含まれています。また、食品には珍しく水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているのが特徴で、腸内環境の改善などに有効とされています。
しかしながら、食物繊維が多いために白米に比べ消化に時間が掛かることため、よく噛んで食べることが大切です。
さらに、ビタミンB群が豊富に含まれ、3大栄養素などの消化や代謝を補助し促してくれる働きがあります。
玄米を24時間以上、水に浸漬させることで発芽します。発芽することで発芽毒であるアブシジン酸が無毒化できます。さらに、脳を活性化させ、癒し効果のあるGABA(ギャバ)が約3倍に増えます。
小豆には、抗酸化作用や細胞の老化を防ぐカテキンやルチン、アントシアニン、イソフラボンなどのポリフェノールがたっぷりと含まれています。
むくみや利尿症、解毒作用、免疫力アップにも効果的です。玄米と合わさることで相乗効果が生まれより、栄養価のアップに繋がります。
炊飯後、さらに加熱されることで、玄米の糖質が小豆のタンパク質と反応し「メイラード反応」という科学反応が起こります。
メラノイジンという褐色成分が生成されることで、強い抗酸化作用と活性酸素除去などもあるため、アンチエイジングや生活習慣病の予防にも期待できるという報告もあります。
72時間以上の保温時間が必要となりますが、玄米では味わえないようなもっちりとした食感と栄養価や免疫力アップができるので、週末の手仕事として一度挑戦されてみてはいかがでしょうか?
また、市販やお店でもこの美味しさを味わうことができるため、手軽に取り入れるキッカケとなればと思います。
材料名 | 分量 |
玄米または発芽玄米 | 2合 |
小豆 | 15~25g |
塩 | 1.5g |