【ひな祭り】パートナーとの幸せを願う!塩麴を使った「ハマグリのお吸い物」レシピ

【ひな祭り】パートナーとの幸せを願う!塩麴を使った「ハマグリのお吸い物」レシピ

いよいよ今週末の3月3日は「ひな祭り」です!今年は金曜日なので夜にお祝い料理をつくる方も多いのではないしょうか?そこで、今回はひな祭りにぴったりな塩麴を使った「ハマグリのお吸い物」のレシピをご紹介します!ぜひ、前回の「ちらし寿司」と合わせてつくってみてください!

塩麴を使った「ハマグリのお吸い物」レシピ ココに注目!

どうしてひな祭りにハマグリを食べるの?

ひな祭りの定番料理「ハマグリのお吸い物」ですが、なぜ食べるのかご存じでしょうか?実は、ハマグリはとても縁起が良い食べ物なのです!対になっている貝殻を合わせると隙間なく、ぴったりと閉じることができますが、別の貝だとそうはいきません。このことから、ハマグリは「今のパートナーと末永く幸せに暮らせますように」という夫婦円満の象徴になっています。

どうしてひな祭りにハマグリを食べるの?

ハマグリの歴史

ハマグリの歴史は古く、縄文時代から好まれて食べていたといわれています。また、平安時代には、貝殻の内側に絵をかいて、対になる貝を探す「貝合わせ」というトランプの神経衰弱のような遊びで使用していました。その後、江戸時代には、漆などで豪華に装飾をした貝殻を嫁入り道具として使用されていました。桃の節句が定着したのも江戸時代で、この頃から縁起の良いハマグリを使った料理がお祝い事に出されるようになったといわれています。

ハマグリの歴史

おいしいハマグリの選び方

せっかく食べるなら、より新鮮でよりおいしいハマグリを食べたいですよね!そこで、おいしいハマグリの見分け方もご紹介します!

  • 貝殻の表面に光沢がある ※鮮度が悪いものは白っぽく光沢がない
  • 貝殻の模様が濃い
  • 叩いたときに高く澄んだ音がする ※鮮度が悪いものは低く鈍い音がする
  • 貝柱が固くしっかりしている
  • むき身に透明感とつやがある

ハマグリの栄養①不足しやすいビタミンB12やカルシウム、鉄が豊富!

ハマグリには、不足しやすいビタミンB12やカルシウム、鉄が豊富に含まれています!

ビタミンB12

神経細胞のタンパク質や核酸の合成を助けたり、修復したりする働きがあります。また、赤血球が正常に成熟できないことで起こる巨赤芽球貧血の予防に役立つとされています。

カルシウム

骨や歯の材料となり、不足すると骨粗しょう症のリスクが高まります

鉄は酸素を運ぶ赤血球の材料となり、不足すると鉄欠乏性貧血につながります。ハマグリに含まれている鉄はヘム鉄という種類で、ほうれん草などに含まれている非ヘム鉄より吸収率が高いです!

女性は男性より骨粗しょう症や鉄欠乏貧血のリスクが高いため、それらの予防につながる栄養素が豊富なハマグリは、女性にとって魅力的な食材といえますね!

ハマグリの栄養②うま味成分がたっぷり含まれている!

ハマグリには、うま味成分であるグルタミン酸やタウリン、グリシンなどのアミノ酸がたっぷり含まれています。複数のアミノ酸を合わせると、うま味の相乗効果があるとされています!そのため、ハマグリはおいしいだしをとることができます!

ハマグリの栄養③うま味成分がたっぷり含まれている!

うま味をより引き出す!塩麴を使った‟ハマグリのお吸い物”

ハマグリのお吸い物は、ハマグリのうま味を生かせる料理です!今回は、塩麴を使ったレシピをご紹介します!

塩麹には、タンパク質をアミノ酸に分解する酵素が含まれているため、うま味成分を増やす働きがあります。また、お吸い物でよく使用される薄口しょうゆですが、実は濃い口しょうゆより食塩を多く含んでいます。そこで、うま味を引き出す塩麴を使用することで、食塩控えめでもおいしいお吸い物をつくることができます!

材料(3~4人分)

  • はまぐり 10~12個
  • 三つ葉   適量
  • 水     900㎖
  • 昆布    10㎝程度
  • 塩麹   大さじ2
  • 薄口しょうゆ 小さじ1

作り方

<下準備>
ハマグリを塩水につけ半日程おき、砂抜きをしておく。

  1. 鍋に水とハマグリを入れ、昆布に切込みを数か所入れ鍋に加え中火で煮立たせる。
  2. 沸騰してきたら、昆布を取り出しアクを丁寧にとる。
  3. ハマグリが開いたら、塩麴、薄口醤油を加え、ひと煮立ちして火を止める。
  4. お椀によそり、仕上げに三つ葉を輪っか状に軽く結んだものを添えて完成♪

ハマグリの旬は2月~5月であるため、今がちょうど美味しい時期です!旬の時期は美味しさが凝縮されているだけでなく、旬でない時期と比較して含まれている栄養素の量も多いといわれています。塩麴を使ったハマグリのお吸い物、ぜひつくってみてください!

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
この記事を
シェア
Twitter
Facebook
LINE
hatenaブックマーク
URLをコピー

URLをコピーしました

食や健康について学ぶ

関連記事