野菜を食べよう!③~日本の珍しい野菜~

野菜を食べよう!③~日本の珍しい野菜~

これまで野菜の種類や食べ方についてご紹介してきました。
普段、私たちはたくさんの種類の野菜を手に取っていると思いますが、今回はあまり売り場では見かけない、珍しい野菜を紹介していきます。

流通技術の発達もあって、今では国内で生産している野菜のほとんどは一年を通して食べる事ができるようになっていますが、コストの問題などで、生産地域だけで食べられていたり、流通量が少ないといった理由でスーパーなどでは滅多に目にしない野菜もたくさんあります。
今回は「おかひじき」、「からし菜」、「紅オクラ」、「金時にんじん」、「シャドークイーン」といった、あまり見かけない野菜の特長、選び方と食べ方をご紹介します。

おかひじき

おかひじき

特長

その名の通り、葉の形や食感がひじきに似ている野菜なので、「おかひじき」です。
日当たりのいい海岸などで自生している野菜です。緑黄色野菜に分類され、カロテンの他にもカルシウムやカリウム、マグネシウムといったミネラルも豊富に含まれています。天然ものは4月中旬から5月の春が旬ですが、栽培技術の発達で年間を通して食べる事ができます。

選び方と食べ方

緑色が濃く鮮やかで、艶があるものを選びましょう。
生で食べても大丈夫ですが、アクがあるので、サラダ以外のものに調理する場合は下茹でしてから使うことをおすすめします。
茹でたおかひじきは和え物やおひたしに使うとシャキシャキとした食感が楽しめます。

からし菜

からし菜

特長

種子は和からしの原料となり、葉や茎もからし特有の辛味を楽しめる野菜です。分類は緑黄色野菜で、カルシウムや鉄分などのミネラルだけでなく、葉酸を多く含むので、葉酸が不足気味になる妊婦さんにもおすすめの野菜となります。旬は春先となり、2月から3月にかけて多く流通します。

選び方と食べ方

葉の色が濃く、葉先までピンとしているものが新鮮です。鮮度が落ちたものは葉っぱが黄色がかっているので気を付けましょう。
洗ってそのまま生で食べる事もできますが、すこし苦みがあるので、苦手な方は軽く茹でてから使ってみてください。おひたしにするとぴりっとした味わいの仕上がりになります。

紅オクラ

紅オクラ

特長

「赤オクラ」とも呼ばれており、見慣れていないと、オクラが傷んでいると勘違いしてしまうほどに表皮が濃い赤紫色をしています。栄養素は、紅オクラの赤さの元であるアントシアニンが含まれている他は、普通の緑色のオクラと同じで、カロテンやミネラルが豊富に含まれています。

選び方と食べ方

赤紫色が鮮やかな事と、あとは普通のオクラと同様に、産毛がしっかり残っているものが新鮮な証です。ヘタや先端が傷んでいたり、全体的に黒ずんでいるものは避けるようにしましょう。
紅オクラは、加熱すると色が抜けて緑色になってしまいます。色が抜けただけで普通のオクラと同じなので、食べる分には特に問題はないのですが、どうしても赤色を残しておきたい!という場合は、生のままで産毛をしっかり落として、薄くスライスしたり細かく刻んだりして酢の物や浅漬けで食べましょう。

金時にんじん

金時にんじん

特長

京にんじんとも呼ばれており、鮮やかな赤色と、シュッとしたスリムな形が特徴です。晩秋から1月の間に出回ります。栄養素は普通の人参とは違い、カロテンではなくリコピンが含まれています。これは金時にんじんの赤色の色素のもとになります。リコピンは、カロテンと違ってビタミンAに変化はしませんが、活性酸素を減らす働きがあります。

選び方と食べ方

金時にんじんは、鮮やかな赤色で、すらりとした形のものを選びましょう。
煮崩れしにくく、甘みもあるので、おせち調理の煮しめのような煮物によく使われています。
もちろん、普通のにんじんのように生のままでサラダにつかったり、炒め物にも使えます。

シャドークイーン

シャドークイーン

特長

誕生は1900年代と最近開発されたじゃがいもです。外見はさつまいもをくすませたような紫色で、中身はとても鮮やかな紫色をしています。紅オクラと同じく、実の紫色の元となるアントシアニンが豊富に含まれています。そのほかには、普通のじゃがいもと同じようにビタミンCやカリウムが含まれています。

選び方と食べ方

普通のじゃがいもと同様、芽が出ていないかチェックしましょう。芽が出ていた場合は周囲をしっかり取り除くようにしてください。
シャドークイーンは加熱しても紫の色味がしっかり残ります。ただし、アントシアニンは水に溶けだす性質があるため、水で煮込むような調理方法だと色が落ちてしまいます。スープに使う場合は、ポタージュにするのがおすすめです。
普通のじゃがいもと同じようにポテトサラダや揚げ物、炒め物にも使えます。
スライスしてポテトチップやフライドポテトにして、鮮やかな見た目を楽しんだりもできますよ。

今回は、日本で食べられる珍しい野菜を紹介してみました。
たまにスーパーや八百屋の売り場に出ている事もありますので、見かけたらぜひ手にとって、今回紹介したおすすめの食べ方に挑戦してみてくださいね。
次回は、海外産の珍しい野菜を紹介します。

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 所属の精鋭の管理栄養士と健康管理士からなるグループのユニット。
それぞれ得意の分野や興味のある分野を活かし、詳しく知りたい食や健康の情報、話題のスーパーフード、旬のスイーツ…など、様々なコラムを掲載いたします。

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