お酒をあえて飲まない“ソバーキュリアス”とは

お酒をあえて飲まない“ソバーキュリアス”とは

最近は、新しい仕事のスタイルも段々と定着し、リモートワークとなった方も増えたことで、外での飲み会の機会も減った方も多いのではないでしょうか?

そこで今、若者の間で新たなムーブメントになりつつある、お酒は飲めるけどあえて飲まない「ソバ―キュリアス」について取り上げていきたいと思います。

飲みニケーションに対する価値観の変化

これまで職場の仲間や上司などの人間関係をよくするコミュニケーションの1つとされていた飲み会への参加は是非が分かれるようになってきました。

特に、ミレニアル世代とよばれる2000年代以降に成人や社会人となる世代においては、健康志向や精神的な豊かさ、プライベートの時間の充実さを求める傾向にあり、アルコールを好んで飲まない人が増えてきているとも言われています。

このようにお酒は飲めるのにあえて飲まない人や少量しか飲まない人たちのことを「ソバーキュリアス」といいます。
これは海外のセレブ達の間でも実践している人が増え、お酒に代わる新たな選択肢としてにわかに広まりつつあります。

ソバーキュリアス

コスパも大事

あえてお酒を飲まないあるいは少量しか飲まない理由としてはいくつかの理由が考えられます。まずは、「体が資本」と考える健康志向であること。お酒を飲むことによって二日酔いや翌日以降のパフォーマンスに影響があってはせっかくの楽しい時間が「もったいない」というものです。

少量のアルコール摂取は健康的にも良いとされていますが、飲まなくても楽しく過ごせるのであればノンアルコールカクテルなどを楽しく飲み過ごす方がよっぽど質の良い時間の使い方と考える「コスパ」つまり費用対効果があるという考え方です。

さらに、特徴として健康のための投資には積極的であり、ブランド物などにこだわりはなく自分たちに合ったスタイルで、サスティナブル(持続可能)な消費を行います。物質的な豊かさよりも心の豊かさや充実を求める傾向がここにも表れているのかもしれません。

サスティナブル(持続可能)

モクテルがおしゃれ

見せかけのというMockにカクテルを組み合わせてできた言葉です。ノンアルコールカクテルでありながら見た目もおしゃれで、カクテルを飲んでいるような気分が味わえます。

なんといっても、ソフトドリンクではなくモクテルの魅力はカクテル同様に好みに合わせて作ることができる点です。

お店だけなくご自宅でも簡単に作ることができ、生のミントなどのハーブやフルーツを添えてみると雰囲気が変わります♪

モクテル

 

外での飲み会が減りオンライン飲み会など、アルコールに対する価値観やあり方が変わりつつあります。

多様性や新しいトレンドを受け入れながら、ちょっとした夜の時間にひと工夫し飲み会やおうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
この記事を
シェア
Twitter
Facebook
LINE
hatenaブックマーク
URLをコピー

URLをコピーしました

食や健康について学ぶ

関連記事

おすすめ記事