まだ暑さの残る9月ですが、店頭には少しずつ新物のさつまいもが並び始める時期です。
夏の疲れが出やすいこの時期、実はさつまいもは体をやさしく整えてくれる心強い食材です。
今回は、旬のさつまいもに詰まった栄養の魅力と、目的別に効果を高めるの食べ方をご紹介します。
さつまいもは収穫後すぐよりも、一定期間ゆっくり熟成させることで栄養が安定します。秋に向けて出回る旬のさつまいもは、でんぷんが糖に変わり甘みが増すだけでなく、食物繊維やビタミン類がぎゅっと詰まった状態です。
夏の疲労感や食欲のムラが出やすい9月に、ちょうど良いエネルギー源になります。
さつまいもは甘いイメージがありますが、実は白米より血糖値が上がりにくい低GI食品です。
GI値(グリセミック・インデックス)とは、食後に血糖値がどれくらい上がりやすいかを示す指標のことです。
数値が低いほど、血糖値が緩やかに上昇し、食後のだるさや眠気が出にくくなります。
さつまいもは消化に時間がかかるため、血糖値の上昇がゆっくりで、体力が落ちやすい季節にもぴったりです。
一般的にビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、さつまいもに含まれるビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくいという珍しい特徴があります。焼いても蒸しても栄養がしっかり残るため、紫外線ダメージが蓄積しやすい夏の終わりの肌ケア食材としても優秀です。
さつまいもは調理方法によって得られる健康効果が変わります。
目的に合わせて食べ方を選ぶことで、より効率よく体を整えられます。
さつまいもには「ヤラピン」という、天然成分が含まれています。
ヤラピンは、切った時に出る白い液体の主成分で、ほぼさつまいもだけに含まれています。腸の蠕動運動を促し、便の滑りをよくする働きをもっています。
ヤラピンは水や強い加熱で流れ出やすいため、茹でるよりも蒸すことで流出を防ぎます。また、皮の近くには食物繊維が特に多く含まれており、皮ごと蒸すことで、食物繊維とのダブル効果で便秘改善をしっかりサポートします。
さつまいもを冷やすと、でんぷんの一部がレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)に変化します。これは腸でゆっくり消化されるため、食後の血糖値の上昇がゆるやかになります。つまり、同じ焼き芋でも冷やすだけでGI値がさらに低下し、血糖値ケアにより向く食べ方に変わります。
甘いのに血糖値が上がりにくいという嬉しい調理方法です。
さつまいものビタミンCは加熱しても壊れにく、ナッツに豊富なビタミンEは細胞の酸化を防ぐ働きが強い栄養素です。このビタミンC(さつまいも)+ビタミンE(ナッツ)の組み合わせは、抗酸化力がぐっと高まり、紫外線ダメージのリセットや肌のハリ維持に役立ちます。


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