鍋料理とは、「食卓上で、野菜・肉・魚介類を鍋で煮ながら食べる料理」などと定義されています。日本の鍋料理には、すき焼きやおでん、寄せ鍋などの定番から、きりたんぽ鍋(秋田県)やあんこう鍋(茨城県)などのご当地鍋、さらにカレー鍋やトマト鍋などの変わり種鍋まで非常に多くの種類があります。手軽に野菜を取り入れられ、カラダも温まることから、冬の定番料理となる家庭は多いのではないでしょうか。今回は、そんな鍋料理の具材や食べ方について深堀していきます。
鍋料理には、さまざまな具材を一度に楽しめるため、栄養バランスが整いやすく、低カロリーでダイエットにも適した食事といえます。
しかし、鍋料理の効果はそれだけではありません。温かい料理を食べることで胃腸の働きが活発になり、消化を助けてくれるほか、体が内側から温まることで基礎代謝や免疫力の向上にもつながります。さらに、心身をほぐすリラックス効果や、冷え性の予防にも効果的です。

食材を入れる順番を少し工夫するだけで、いつもの鍋がぐんと美味しくなります。
是非そんなひと手間を意識してみてください。
・ごぼう
・にんじん
・白菜(軸)
火をかける前の状態からゆっくりと温度を上げることで、表面だけでなく芯まで均一に熱が伝わり、全体が柔らかくなります。また、表面の煮崩れを防ぐこともできます。



・鶏肉
・きのこ
・魚介類
具材がフツフツと揺れるくらいになったくらいが目安です。これらの食材は、良い出汁が出るのでよりおいしい鍋つゆになります。魚は煮崩れしやすい為、あまり箸で触らずやさしく煮込みましょう。



・牛肉
・牡蠣
・つみれ
これらの食材は、しっかり火を通す必要はありますが、火を通しすぎることで固くなってしまうので、
だしが沸騰したタイミングで入れるのがベストです。



・白菜の葉
・春菊
・水菜
葉物野菜は、火が通りやすく、煮込みすぎるとシャキシャキとした食感が失われ、色も悪くなってしまいます。また、春菊などは加熱しすぎると苦みが強くなるため、食べる直前に短時間加熱するのがおすすめです。



「鍋料理はヘルシー」と思いシメの麺やご飯までしっかり食べてしまうと、カロリーオーバーになってしまうかもしれません。
一食分の適量は
取り分け皿1~2杯+シメの麺やご飯1杯程度が目安です。
取り分け皿1杯は約150~200gとされ、2杯で約300~400g。これはおよそ300キロカロリー前後に相当し、主菜としてバランスの良い量です。
プラスで200~500キロカロリーを副菜や主食で補うのが理想的です。性別や日中の活動量によって調節しましょう。
食材を入れる順番や1食分の量を意識しながら、心も体もほぐれる鍋時間を楽しんでください🌸
こちらの記事もおすすめです。
あったか鍋料理 ~日本の鍋編~
https://www.shoku-do.jp/column/co_0012/