卵を食べて元気な体!

卵を食べて元気な体!

いつも何気なく食べている卵。この小さな卵の中に、色んな栄養素が含まれています。
今回は、そんな卵が持つ力について詳しくみていきましょう♪

卵

優秀なタンパク源!

卵はアミノ酸組成に優れた良質のたんぱく質を含有し、脂質、ビタミンC以外のビタミン類、ミネラル(鉄、リン)も豊富に含んだ栄養価の高い食品です。

卵といえば、良質なタンパク質であるというイメージがありますよね。タンパク質を構成するのはアミノ酸です。

その中で、わたしたちの身体にとって必要不可欠であり、食事から摂取する必要のあるアミノ酸のことを「必須アミノ酸」と言います。

ちなみに、アミノ酸のバランスを数値化したものを「アミノ酸スコア」と言います。
卵のアミノ酸スコアはなんと、最高点の100点!さらに、卵2個に含まれるタンパク質量は、成人が1日に必要なタンパク質量の約1/4にもなるのです!

脳の栄養剤!

さらに、最近注目されているのが脂質である「レシチン」と呼ばれる成分です。
レシチンはギリシャ語で卵黄を意味する「レキトース」に由来しています。

レシチンは「コリン」と呼ばれる成分で構成されています。
「コリン」は「脳の栄養剤」とも呼ばれており、脳を活性化させ、脳の老化防止につながると期待されています。

レシチンは脳の栄養剤

風邪対策!

卵の白身部分には「リゾチーム」と呼ばれるたんぱく質が含まれています。このリゾチームは抗菌作用を持ち風邪の原因となる細菌を溶かす働きがあります。

風邪薬の成分としても、よく使用されています。昔から「風邪のひき始めには卵酒が良い」と言いますが、とても理にかなったものだったのですね!

卵は1日何個まで?

卵は1日1個までという話が間違いであることは近年では浸透してきていると思います。
これは卵に含まれる豊富なコレステロールが原因で言い伝えられていた話ですが、結論は卵は健全な人では1日1~3個食べても問題ないです。
卵黄にコレステロールは豊富に含まれていますが、食品から吸収するよりも体内で合成されるコレステロールの方がずっと多く、また卵は栄養価も高いため1日1個までという制限は気にしなくて大丈夫なのです。

マスク姿の女性

これらの栄養素のほかにも、ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、優れた抗酸化作用を持っています。

卵のおすすめレシピ

ひっくり返さなくて良いので、忙しい朝にもオススメレシピです!
卵液の中に野菜などを混ぜて焼くと、さらにバランス良く栄養素を摂取することができますよ♪

具だくさんのオープンオムレツ

材料 分量(4人分)
4個
じゃがいも 1個
パプリカ 1個
オクラ 3本
ベーコン 3枚
塩コショウ 適量
牛乳 大さじ3
コンソメ 小さじ2
オリーブオイル 適量

具だくさんのオープンオムレツ

作り方
  1. じゃがいもは1センチ角に切ってさっと水洗いし、レンジで1分半ほど加熱する。
  2. パプリカも角切り、おくらは小口切り、ベーコンは1センチ幅に切る。
  3. 卵を割り入れ、牛乳を加えて混ぜる。
  4. フライパンにオリーブオイルをしいて、ベーコンを炒める。
  5. じゃがいも、パプリカ、おくらを加えて、コンソメと塩コショウをふる。
  6. 3.のボウルに炒めた具を加えて混ぜる。
  7. 再びフライパンを熱し、6.を流し入れる。
  8. 大きくかき混ぜて、卵が半熟になったら火を止めて蓋をして3分置いておく。
  9. お皿に移して完成♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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