白斑は、皮膚の色素がなくなることで皮膚の色が白く抜けてしまうな病気です。
白斑のほとんどが「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」と呼ばれる後天的に発症する白斑です。先天的に起こる白斑は「先天性白斑(白皮症)」と呼ばれています。
尋常性白斑は、皮膚であれば体のどの部位にも脱色症状が発生する可能があります。特に、日光に当たりやすい手や足、顔、唇などに初発症状をみることが多いです。また、口腔内や鼻の粘膜にも症状が出ることがあります。
脱色症状の進行傾向を予測することは困難であり、ある程度の段階で止まることもあれば、全身へと拡大することもあります。他人に移ることなどはありませんが、見た目の影響から患者さんに精神的なストレスが強くかかること多くあります。
尋常性白斑は3つの型に分類分けされています。
皮膚や髪の毛の色は、メラニンと呼ばれる色素でつくられています。尋常性白斑では、メラニンを生成する色素細胞(メラノサイト)が何らかの原因で減少・消失することで、皮膚の色が白く抜けていくと考えられています。
分節型は、20歳くらいまでの比較的若い方に発症することが多く、発症原因としては自律神経の異常が関与していると考えられています。また、非分節型は、あらゆる年齢層の方で発症し、発症原因は自己免疫疾患が関与していると考えられていますが、未だ不明点も多くあります。
本来、体の外から侵入してくる細菌などの有害物質から自分の体を守る役目を果たしている「免疫」の働きに異常が起き、自らの細胞を攻撃し、さまざまな症状を引き起こします。
白斑の場合、メラニン色素を形成する細胞である「メラノサイト」を攻撃してしまうことで、肌の色を作り出すメラニンの産生を妨害し白い皮膚が生まれます。
自己免疫系に由来する白斑の発症原因は、怪我や火傷、日焼けなどにより皮膚に刺激が加わることのほかに、心身のストレスも影響していると考えられています。
日焼け止めを日頃からしっかりと塗ることや、ストレスを溜めないよう心掛けることが大切です。好きな音楽や、香り、気持ちをリフレッシュできる運動などを取り入れるとよいでしょう。
-積極的に取りたい 栄養素食品(予防)-
栄養素 | 作用 | 主な食材 |
---|---|---|
タンパク質 | 皮膚の合成成分となる | 肉、魚、卵、大豆製品、乳製品 など |
ビタミンB群 | 新陳代謝を促す | レバー、豚肉、うなぎ、魚介類、大豆製品 など |
ビタミンC | 抗ストレス作用、抗酸化作用 | パプリカ、ブロッコリー、キウイ、イチゴ など |
亜鉛 | 新陳代謝や、タンパク質の合成を促す | 牡蠣、レバー、牛肉 など |
今回は、牛肉を使ったレシピです。
牛肉とパプリカでタンパク質やビタミンがしっかりと補給できます!
とっても簡単で、食卓が華やかになるレシピですので、ぜひ作ってみてください♪
白斑(尋常性白斑)にオススメな食材は牛肉です。
牛肉は、良質なタンパク質や亜鉛を多く含んでいます。
牛肉を選ぶときは、茶色く変色しておらず、つやがあり鮮赤色のものを選ぶようにしましょう。
また、お肉が入っているトレーの底に水分が貯まっていないものを選ぶのもポイントです!この水分は「ドリップ」と呼ばれ、時間の経過と共にお肉から出てきます。ドリップには旨み成分が含まれているため、ドリップが多く出ているということは、お肉の旨みが流出していることになります。新鮮で美味しいお肉を選ぶようにしましょう!
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
牛肉 | 200g |
酒 | 小1 |
薄力粉 | 少々 |
ごま油 | 小1 |
パプリカ(赤・黄) | 各1個 |
ピーマン | 1個 |
砂糖 | 小2 |
酒 | 大1 |
醤油 | 大2 |
みりん | 大1 |
エネルギー(1人分):500kcal