白斑(尋常性白斑)におすすめのレシピ

白斑(尋常性白斑)におすすめのレシピ

白斑ってどういうもの?

白斑は、皮膚の色素がなくなることで皮膚の色が白く抜けてしまうな病気です。
白斑のほとんどが「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」と呼ばれる後天的に発症する白斑です。先天的に起こる白斑は「先天性白斑(白皮症)」と呼ばれています。

どんな症状で、どんな種類があるの?

尋常性白斑の症状

尋常性白斑は、皮膚であれば体のどの部位にも脱色症状が発生する可能があります。特に、日光に当たりやすい手や足、顔、唇などに初発症状をみることが多いです。また、口腔内や鼻の粘膜にも症状が出ることがあります。

脱色症状の進行傾向を予測することは困難であり、ある程度の段階で止まることもあれば、全身へと拡大することもあります。他人に移ることなどはありませんが、見た目の影響から患者さんに精神的なストレスが強くかかること多くあります。

症状

尋常性白斑の種類

尋常性白斑は3つの型に分類分けされています。

  1. 分節型:神経支配領域(分節)沿って、片側に白斑が生じる。
  2. 非分節型:神経支配領域と関係なく、さまざまなヶ所に生じる。
  3. 未分類型:一部分に1~数ヶ所のみ白斑が生じる。

白斑の種類と症状

何が原因なのかしら?

皮膚や髪の毛の色は、メラニンと呼ばれる色素でつくられています。尋常性白斑では、メラニンを生成する色素細胞(メラノサイト)が何らかの原因で減少・消失することで、皮膚の色が白く抜けていくと考えられています。

分節型は、20歳くらいまでの比較的若い方に発症することが多く、発症原因としては自律神経の異常が関与していると考えられています。また、非分節型は、あらゆる年齢層の方で発症し、発症原因は自己免疫疾患が関与していると考えられていますが、未だ不明点も多くあります。

健康管理士からのワンポイント
『自己免疫疾患』

本来、体の外から侵入してくる細菌などの有害物質から自分の体を守る役目を果たしている「免疫」の働きに異常が起き、自らの細胞を攻撃し、さまざまな症状を引き起こします。
白斑の場合、メラニン色素を形成する細胞である「メラノサイト」を攻撃してしまうことで、肌の色を作り出すメラニンの産生を妨害し白い皮膚が生まれます。

自己免疫系に由来する白斑の発症原因は、怪我や火傷、日焼けなどにより皮膚に刺激が加わることのほかに、心身のストレスも影響していると考えられています。

どうしたら予防できるの?

日焼け止めを日頃からしっかりと塗ることや、ストレスを溜めないよう心掛けることが大切です。好きな音楽や、香り、気持ちをリフレッシュできる運動などを取り入れるとよいでしょう。

白斑の予防

食事

-積極的に取りたい 栄養素食品(予防)-

栄養素 作用 主な食材
タンパク質 皮膚の合成成分となる 肉、魚、卵、大豆製品、乳製品 など
ビタミンB群 新陳代謝を促す レバー、豚肉、うなぎ、魚介類、大豆製品 など
ビタミンC 抗ストレス作用、抗酸化作用 パプリカ、ブロッコリー、キウイ、イチゴ など
亜鉛 新陳代謝や、タンパク質の合成を促す 牡蠣、レバー、牛肉 など

おすすめ健康レシピ

牛肉とパプリカの甘辛炒め

牛肉とパプリカの甘辛炒め

今回は、牛肉を使ったレシピです。
牛肉とパプリカでタンパク質やビタミンがしっかりと補給できます!
とっても簡単で、食卓が華やかになるレシピですので、ぜひ作ってみてください♪

管理栄養士・健康管理士からアドバイス

白斑(尋常性白斑)にオススメな食材は牛肉です。
牛肉は、良質なタンパク質や亜鉛を多く含んでいます。
牛肉を選ぶときは、茶色く変色しておらず、つやがあり鮮赤色のものを選ぶようにしましょう。

また、お肉が入っているトレーの底に水分が貯まっていないものを選ぶのもポイントです!この水分は「ドリップ」と呼ばれ、時間の経過と共にお肉から出てきます。ドリップには旨み成分が含まれているため、ドリップが多く出ているということは、お肉の旨みが流出していることになります。新鮮で美味しいお肉を選ぶようにしましょう!

材料(2人分) 分量
牛肉 200g
小1
薄力粉 少々
ごま油 小1
パプリカ(赤・黄) 各1個
ピーマン 1個
砂糖 小2
大1
醤油 大2
みりん 大1

エネルギー(1人分):500kcal

作り方

  1. 牛肉に酒と、薄力粉を加え軽く揉んでおく。
  2. フライパンにごま油をひき、牛肉を炒める。
  3. 牛肉の色が変わってきたら、パプリカを入れ炒める。
  4. 調味料を加え、よく絡ませたら出来上がり♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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