黄ぐすみにおすすめのレシピ

黄ぐすみにおすすめのレシピ

黄ぐすみってどういうもの?

肌のくすみは主観的に感じるものです。なんとなく肌がさえないなと思ったら、くすみの可能性があります。肌のくすみの原因には、血行不良やたまった角質、ターンオーバーの乱れ、乾燥、メラニンの沈着など、様々なものがあります。

また、くすみには「青ぐすみ」「赤くすみ」などいくつかの種類がありますが、その中で、顔が黄色や茶色っぽく見えるのが「黄ぐすみ」です。

黄ぐすみ

どんな症状が現れるの?

黄ぐすみした肌はどんよりと沈んだ印象になり、老けて見えてしまいます。
肌のツヤや透明感もなくなり、今までのメイクも似合わなくなってしまうので、早めに対策することが大切です。

黄ぐすみの症状

 

健康管理士からのワンポイント
『くすみの原因と黄ぐすみ』

くすみの原因は、加齢に伴うお肌の老化をはじめ、乾燥や血行不良などさまざまです。原因によって現れるくすみの症状にも違いがあり、例えば乾燥によるくすみの場合は、お肌がグレーっぽく見える傾向に。

また、血行不良になると、お肌は赤みが失われて青く見えたり、シミが目立つこともあります。その中で、お肌が黄色っぽい、あるいは茶色っぽく見えるのが、「黄ぐすみ」です。

黄ぐすみの原因は、メラニン色素や血行不良に加えて、真皮の黄色化も影響していることがわかってきました。その真皮の黄色化の大きな原因となっているのが、糖化とカルボニル化だということも解明されてきたのです。

何が原因なのかしら?

糖化

黄ぐすみの代表的な原因が「糖化」です。糖化は、糖とタンパク質が結びついて起こります。体の中の余分な糖と、皮膚の内側にあるタンパク質が、体温の熱で結びついた結果、老化物質AGEsが生成されます。

このAGEsは、終末糖化産物などと訳される糖化反応の生成物で、老化を進行させる原因物質であり、褐色を帯びています。肌の中で糖化が起こり褐色のAGEsが作られると、肌の老化につながり、肌のくすみにもつながります。

カルボニル化

糖化がタンパク質と糖が結びつく反応であるのに対して、カルボニル化は体内のタンパク質と脂質の分解物の結合によって起こります。

2つの結びつきによってタンパク質を変質させ、黄色くくすませてしまいます。具体的には、紫外線によって皮脂が酸化し、過酸化脂質ができてしまうことで、お肌のタンパク質を黄色くくすませてしまう現象を言います。

メラニンの黒化

紫外線からのダメージを受けると、お肌を守るために表皮の基底層にあるメラノサイトでメラニン色素がつくられます。

通常は、素肌が健康であればターンオーバーによって古い角質とともにメラニンも排出されますが、過剰につくられてしまうとそのまま色素沈着し、シミやくすみを引き起こします。

血行不良

疲れやストレス、運動不足、睡眠不足や冷え症などが原因で、血液の流れが滞ると、お肌の組織や細胞に十分な栄養が届かなくなります。

また、リンパの流れも悪くなって、老廃物の排出がうまくできない状態になり、お肌のターンオーバーを乱します。

どうしたら予防できるの?

肌の状態と食生活の環境は深く関わっています。
黄ぐすみを予防・改善するための食べ方、食事方法についてご紹介していきます。

糖化を防ぐ食生活をしましょう

糖とタンパク質が結びついて起こる現象なので、体の中に余分な糖を残さないことが重要です。
注意点は大きく分けて3つです。

  1. 食事の早さ
    早食いの人は食後の血糖値が上がりやすくなるので、なるべくゆっくりとよく噛んで食べることが大事です。1回の食事には、20分程度はかけるようにしましょう。
  2. 食べる順番
    食べる順番を意識するだけでも、血糖値の急上昇を防ぐことができます。具体的には、野菜⇒肉・魚(タンパク質)⇒ごはん・パン(炭水化物)の順で食べるのが良いでしょう。
  3. 食べ物の選び方
    砂糖を使ったお菓子(チョコレート・クッキー・炭酸飲料など)は摂りすぎると糖化のリスクがあります。アルコールもビールや日本酒は比較的糖質の割合が高いので気をつけましょう。

カルボニル化を防ぐ食生活をしましょう

酸化を防ぎお肌のカルボニル化を防いで黄ぐすみを予防するには、抗酸化作用のある食べ物を摂ることが大切です。
抗酸化作用の高い食べ物を積極的に摂れば、過酸化脂質の過剰な発生を避けてくすみの予防ができるのです。

脂肪を抑えた食生活を心がけましょう

脂肪分が多い食生活は皮脂分泌を促し、過酸化脂質を作り出し、カルボニル化の黄ぐすみを進める原因になります。
バターやお肉の脂身、中性脂肪になるスナック菓子やアルコール等をよく摂る方は要注意です。

効果的な飲み物を取り入れましょう

日頃の食生活に手軽に取り入れる飲み物としては、お茶や甘酒がおすすめです。お茶やハーブティーに含まれる茶カテキンには抗酸化作用があり、何より日常に取り入れやすい飲み物です。

また、甘酒は美容を意識するときにぜひ取り入れたい飲み物です。コウジ酸やビタミン、アミノ酸などが含まれており、アンチエイジング効果も期待できます。糖化やカルボニル化を防ぐためには、健康によい生活習慣を身につけることが大切です。特に糖化の原因は糖の過剰摂取なので、食生活に注意すれば十分に予防は可能です。

他にも運動や睡眠など、生活習慣のバランスも大切なので、規則正しい生活を心がけましょう。

おすすめ健康レシピ

アーモンドミルクのほうじ茶パンナコッタ

アーモンドミルクのほうじ茶パンナコッタ

アーモンドに含まれるビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化物質やミネラルには、糖化を抑える作用が期待されています。

さらにできてしまった終末糖化物質(AGEs)と結びついてその働きをなくしてしまう作用も確認されています♪

管理栄養士・健康管理士からアドバイス

糖化やカルボニル化を防ぐためには、健康によい生活習慣を身につけることが大切です。特に糖化の原因は糖の過剰摂取なので、食生活に注意すれば十分に予防は可能です。

他にも運動や睡眠など、生活習慣のバランスも大切なので、規則正しい生活を心がけましょう。

材料(2人分) 分量
アーモンドミルク 50ml
生クリーム 25ml
ほうじ茶 小1
粉ゼラチン 1g
はちみつ 少々

エネルギー(1人分):149kcal

作り方

  1. アーモンドミルクを中火で温め、ほうじ茶の茶葉を加えて5~10分ほど煮出します
  2. 火を止めて茶葉を漉し、生クリームと粉ゼラチンを加えて混ぜます
  3. 容器に流し入れ、冷蔵庫で冷やし、はちみつをかけたら出来上がり♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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