セレン(Se)

セレン(Se)

体内に存在するセレンの量はわずかですが、ビタミンC、Eと同様に抗酸化作用があるため、老化防止やがんを抑制する動きが注目されています。

セレンを多く含む食品

いわし、わかさぎ、かれい、ねぎ、ビール、たら、内臓類、玄米、さんま、卵、ほたて貝、あさり、えび、かに、カキ、かつお など

セレンを多く含む食品

取りすぎると?

セレンは毒性が比較的強く、錠剤などで過剰に取ると中毒を起こします。

  • 脱毛
  • 下痢、嘔吐
  • しびれ

不足すると?

通常の食事量では不足の心配はありませんが、不足すると下記のような症状が現れる可能性があります。

  • 動脈硬化
  • 克山病(中国で発見された心筋障害の一種)

上手な取りかた

セレンは主に魚介類に多く含まれているので、和食を中心とした食事を取る事が大切です。
食の洋食化の影響で摂取の機会が減少傾向にあります。
植物性食品は土壌中のセレン濃度に大きく左右されます。
また、ビタミンEと一緒に取ると、抗酸化作用がよりアップし、老化やがんを予防するとして注目されています。
ビタミンE

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著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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