殺菌作用が強い 「イオウ化合物」

殺菌作用が強い 「イオウ化合物」

イオウ化合物の特徴

イオウ化合物はにんにくやねぎ、わさびなど刺激のある香りの成分のもとです。これらの成分の中には刺激が強いものもあるため、取りすぎると胃や腸の粘液を傷つけてしまう事があります。加熱して食べると、刺激が和らぎます。

働き

強い殺菌力

強い抗酸化作用、殺菌作用があり、血栓を溶かしたり、血液の循環を促進させる働きもあります。食中毒予防や動脈硬化予防にも高い効果を発揮します。

疲労回復

にんにくに含まれるアリインは、酵素の作用でアリシンという抗酸化成分になります。これは炭水化物の代謝に不可欠なビタミンB1と結合し、アリチアミンという持続性の高いものになるため、スタミナ回復に効果を発揮します。

種類

種類 期待できる効果 多く含む食品
アリシン(硫化アリル) ・血液サラサラ
・生活習慣病予防
・食欲増進
・体を温める
・にんにく
・長ネギ
・たまねぎ
・あさつき
・らっきょう
・にら
アリイン ・抗菌、抗カビ作用
・疲労回復
・血栓予防
・にんにく
・にら
・たまねぎ
・長ネギ
アホエン ・血液サラサラ
・抗がん作用
・抗菌作用
・生活習慣病予防
・にんにく
イソチオシアナート
(イソチオシアネート)
・抗がん作用
・殺菌作用
・血小板凝集抑制
・食欲増進
・にんにく
・大根
・キャベツ
・わさび

イオウ化合物を多く含む食品

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著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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