亜鉛(Zn)

亜鉛(Zn)

亜鉛は、成人の体内に2~4g程度存在し、新陳代謝やタンパク質の合成、免疫反応にかかわる酵素の酵素成分となります。
亜鉛の動きは多岐にわたり、中でも味覚と大きな関係があります。
口腔内には、舌を中心に味細胞という味を感じるための細胞が存在しています。
この味細胞の生まれ変わりは、亜鉛の動きによってスムーズに行われています。

亜鉛を多く含む食品

カキ、ウナギ、牛肉、レバー、たけのこ、納豆、ごま など
亜鉛を多く含む食品

取りすぎると?

通常の食事で過剰症をおこすことはありませんが、継続的な過剰摂取は銅の吸収障害や貧血、免疫障害、神経症状などを起こすことがあります。

不足すると?

  • 味覚障害
  • 前立腺肥大、性機能低下
  • 成長障害
  • 貧血
  • 皮膚炎

上手なとり方

動物性タンパク質と一緒に取ると吸収がよくなるので、魚介類や肉類などは良い供給源です。
一方、穀類や豆類に多く含まれるフィチン酸や食物繊維は、亜鉛の吸収を阻害するので注意が必要です。

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著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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