亜鉛は、成人の体内に2~4g程度存在し、新陳代謝やタンパク質の合成、免疫反応にかかわる酵素の酵素成分となります。
亜鉛の動きは多岐にわたり、中でも味覚と大きな関係があります。
口腔内には、舌を中心に味細胞という味を感じるための細胞が存在しています。
この味細胞の生まれ変わりは、亜鉛の動きによってスムーズに行われています。
カキ、ウナギ、牛肉、レバー、たけのこ、納豆、ごま など
通常の食事で過剰症をおこすことはありませんが、継続的な過剰摂取は銅の吸収障害や貧血、免疫障害、神経症状などを起こすことがあります。
動物性タンパク質と一緒に取ると吸収がよくなるので、魚介類や肉類などは良い供給源です。
一方、穀類や豆類に多く含まれるフィチン酸や食物繊維は、亜鉛の吸収を阻害するので注意が必要です。