カリウム(K)

カリウム(K)

カリウムは、ナトリウムとともに体液を構成する主要成分で、細胞内に多くふくまれています。
細胞外に多いナトリウムと作用し合いながら、細胞内外の水分調節や、細胞の浸透圧を維持しています。
また、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを防ぎ、尿への排泄を促すため、血圧を下げる作用があり、高血圧予防の栄養素として有効です。
また、酵素の反応を調節する働きもあります。

カリウムを多く含む食品

いも類・アボカド・昆布・ひじき・バナナ・大豆 など

カリウムを多く含む食品

取りすぎると?

・高カリウム血症
・心不全
・胃腸の不調、下痢

不足すると?

普通の食事で不足する事はまずありません。
しかし、下痢、嘔吐、利尿剤の長期服用などにより、カリウム排せつ量が増えると、脱力感や食欲不振といった欠乏症状があらわれる場合があります。

上手な取りかた

カリウムは調理による損失が大きいため、ゆでたり煮たりすると30%ほどが水に溶け出してしまいます。
そのため、料理では煮汁も一緒に取ると効率よく摂取できます。
インスタント食品をはじめとした加工食品ばかりに頼らず、新鮮な果物や生野菜等の自然の食品を摂取することも心がけましょう。

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著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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