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シチュエーション別トラブル解決エコレシピ

しわ 成人女性に多いトラブル

笑いじわが目立つようになってきたの…。
食事で予防ってできるのかしら?
しわってどういうものをいうの?

皮膚は顔面の筋肉の運動とともに伸縮しますが、この筋肉の運動によってできる、皮膚の溝がしわです。
若い頃でも、顔面の筋肉が収縮することによって薄いしわが出来ることがありますが、筋肉に張りがあるため収縮した後すぐに伸びることが出来るので、元に戻ります。
しかし、年を取ってくると全身の筋力は確実に低下していき、顔面の筋肉も例外ではありません。

つまり、顔面の筋肉が弱くなると、顔自体の張りも弱くなるため、表情の変化で収縮した皮膚が復元しにくくなってしわという形で跡が残ってしまうのです。
     
 

健康管理士からのワンポイント★
『しわのメカニズム』


皮膚の内部構造は下図の通りです。肌の弾力性を保っているのは真皮層にあるコラーゲンが大切な働きをしています。
コラーゲンが真皮細胞を支え水分や弾力を与え、細胞間のヒアルロン酸が多くの水分を保持してくれます。これらの働きによって肌にハリが出てピンと張った肌となるのです。
しかし乾燥や紫外線などさまざまな原因により肌が老化すると、大切なコラーゲンやヒアルロン酸が破壊され量が減少し、新陳代謝も衰えて古い細胞がなかなか排出されない状態になってしまいます。
その結果、皮膚表面がたるむか皮膚の内部がスカスカになってきてしわが発生してしまうのです。
健康管理士からのワンポイント
−健康な肌としわができている肌−
しわができるメカニズム
−しわができている肌−
角質層 皮膚を保護するセラミドなどが不足
表皮 細胞の形や配列が不ぞろい
真皮 ハリや弾力を司る良質なコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が不足
 
     
どんな症状があるの?

しわは、大きく3種類に分類されます。

  • 小じわ・ちりめんじわ
    乾燥(表皮の水分不足)により目や口の周辺にできる浅く細いしわ。肌のうるおいを保つことで解消できる。
  • 表情じわ
    表情筋が収縮するたびに、その筋肉の上にある皮膚が、縮んだり緩んだりしているうちにできるしわ。年齢を重ねるにしたがって深くなり、真皮のしわへと移行していく。
  • 真皮のしわ(=大じわ)・たるみ
    いわゆる一般に呼ばれているしわで、加齢によりできる。
    コラーゲンの減少により額周辺や口の横に刻まれる深いしわ。
症状
何が原因なのかしら?
しわをつくる4つの主な原因を挙げておきます。

  • 紫外線による
    しわをつくる原因の80%は紫外線と言われています。
    紫外線(UV-A波)は皮膚表面だけでなく皮膚の奥深く真皮にまで達して肌の弾力性や水分を保持しているコラーゲンやヒアルロン酸を破壊します。その結果肌が老化し、しわやたるみになってしまいます。
  • 表情筋の衰えによる
    皮膚の薄い目元や、表情によってよく動かす口元は、細かく浅いしわができやすいのです。
    加えて、顔面にある表情筋を動かす事で、同じ部分に繰り返し力が加わり続け、くぼみが溝へと変わり、深いしわに変わっていきます。
  • 乾燥による
    20歳頃を境に肌は乾燥しやすくなり、角質層の表面が乾いてはがれ、隙間が生じてきます。
    この隙間を通して表皮の水分が蒸発していくため、水分を失った表皮はさらに薄く硬くなり、小じわになっていきます。
  • 肌の老化による
    皮膚の真皮層には皮膚の弾力や潤い・ハリを保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分が含まれています。
    老化によってこのコラーゲンやヒアルロン酸が減少したり、衰えたりすると肌のハリがなくなり皮膚がたるんだような状態になり、しわが発生してしまいます。
どうしたら予防できるの?解消法は?
しわの改善のためには、バランスよく効果的な食生活と、正しいスキンケア、生活習慣の見直しが必要です。

食事

身体の内側から肌の新陳代謝を促したり、肌の細胞をみずみずしく保つためにはあらゆる種類のビタミンミネラルをバランスよくとることが大切です。

コラーゲンは、タンパク質の一種で、不足すると肌から弾力が失われ、肌のたるみが発生しやすくなります。ビタミンCと一緒に取ると効果的です。

ビタミンCは皮膚を丈夫にして老化を防ぐコラーゲンの生成を助けるので積極的に取りましょう。ビタミンCは一緒に取ると相乗効果があります。

β−カロテンとレチノールはビタミンAの一種で、ともに抗酸化作用があるため老化防止作用があります。

セラミドは、肌の一番上側にある角質層と呼ばれる部分に存在する脂質の一種で、角質細胞の隙間をうめています。肌のバリア機能や保湿力の高さが特徴です。セラミドの吸収率を上げるには、ビタミンCと一緒にとることがポイントです。

−しわを改善してくれる 栄養素−
栄養素 作用 主な食材
コラーゲン タンパク質の一種
肌のハリを保つ、細胞と細胞を結合
鶏肉(皮・手羽先・軟骨)、豚足、牛すじ、フカヒレ、うなぎ、なまこ、煮こごり
ビタミンC 抗酸化作用、コラーゲンの生成 菜の花、小松菜、赤ピーマン、ブロッコリー、オレンジ、いちごなどくだもの全般
ビタミンE 抗酸化作用、老化予防 キングサーモン、うなぎ、かぼちゃ、ほうれん草、アボカド、アーモンド、黒ごま、植物油など
β−カロテン ビタミンAの一種
抗酸化作用、老化予防、皮膚の健康維持
にんじん、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、ピーマン
レチノール ビタミンAの一種
コラーゲン再生、老化防止、しわを予防
レバー、あんこう肝、うなぎ、銀だら、ほたるいか、にんじん、小松菜、モロヘイヤ、ほうれん草、かぼちゃ、玉子
セラミド 保湿力が高い、細菌の侵入を防ぐ、メラニンの合成を抑制 こんにゃく、玄米、大豆、小麦、ヨーグルト、ゼリー

また、取り方や食べ方も非常に重要です。
  ・バランスの良い食事 ・暴飲暴食をしない
  ・脂質の多い食事をしない。(活性酸素がしわの原因に)
  ・良質のタンパク質、コラーゲン、ビタミンミネラルをとる
  ・緑黄色野菜や淡色野菜をバランス良く、毎日とる
などを、心がけましょう!

正しいスキンケア

間違ったスキンケアは小じわ・ちりめんじわの原因になり、それを繰り返すことで深いしわへとつながっていきます。
そうならないための正しいスキンケアのポイントは、

    • 汚れをきれいに落とす
      帰宅後はなるべく早くファンデーションやほこりなどの汚れをきれいに落としましょう。
      洗顔は、ぬるま湯でやさしく丁寧に行い、すすぎは洗顔料が残らないようにしっかりと行ってください。
      洗顔後は、顔の上にタオルをのせてこすらずに手で押さえるように拭きましょう。
    • 肌を乾燥から守る
      特に目元や口元など乾燥しやすい部位には、しっかりと保湿を行いましょう。
      エアコンの効いた部屋やオフィスで1日過ごすときなどは、保湿性のある化粧水を粒子が細かいスプレーボトルに入れておき、こまめに保湿しましょう。
    • やさしくスキンケア
      化粧水や乳液、美容液を塗るときには、余分な力をいれず、やさしく丁寧に浸透させるようにしましょう。
      つけるときは下から上へ、リンパの流れに沿って塗るのもポイント!
    • UVケア
      紫外線(UV-A波)は真皮まで到達し、肌の弾力性を奪うので、しっかりと防御しましょう。
      時間帯や季節、天候にもあまり左右されないので、1年中、曇った日や雨の日でもきちんとUVケアを行いましょう。

生活習慣の見直し

肌のダメージを避けるために日常生活で気を付けることは、

    • 睡眠時間をきちんととる
      睡眠時間は活性酸素の除去、細胞の新陳代謝、造血などに必要な時間です。
      仰向けになっているだけでも少しは効果があります。
    • ストレスを避ける
      過労やストレスは、老化を促進させる活性酸素が発生し、ミネラルを浪費します。
      リラックスしたり、趣味をしたり、ミネラルビタミンの摂取なども心がけましょう。
    • タバコ、アルコールは控える
      タバコは血管を収縮させ、血行を悪くしたり、ビタミンCが破壊したり、活性酸素が発生させたりするので肌の大敵です。
      また、過度のアルコールは皮膚の老化を早めるので極力控えましょう。

     
 
管理栄養士・健康管理士からのエコアドバイス

★ 管理栄養士・健康管理士からエコアドバイス★


小松菜のは、12〜3月です。
小松菜は特にβ−カロテンの含有量が多く、ビタミンCも豊富で、β−カロテンと一緒にとると高い美容・美肌効果があるとされています。
さらに、コラーゲンを再生するレチノールも含んでいます。 小松菜は鮮度が大事です。葉肉が厚く茎が太く緑色の濃いものを選び、その日のうちに使い切るか茹でて冷凍保存をしておきましょう!
こんにゃくは、肌の水分を保ちキメを整えるセラミドを豊富に含んでいます。特にこんにゃく芋の皮の部分に多く含まれているため、生芋から作られているものを選びましょう♪
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しわを解消するオススメエコレシピ
<小松菜とこんにゃくの黒ごま和え>
今が旬で高い美肌効果のある小松菜と、セラミドをたくさん含んでいるこんにゃくを使った、ヘルシーなごま和えです。
もちろん白すりごまでもいいのですが、今回はより抗酸化作用が高く美肌効果の高い黒ごまを使用しました。軽く炒ってさらに香ばしさをアップしてみました!
レシピイラスト
材料(2人分) 分量
小松菜 1/2わ
こんにゃく 1/2枚
黒ごま 大さじ1
(A) だし汁 大さじ2
しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ1
<作り方>
  1. 黒ごまは軽く炒り、すりつぶす
  2. 小松菜はさっと茹でて4cmくらいの長さに切る
  3. こんにゃくは熱湯で数分茹でてあく抜きし、小松菜と同じくらいの太さ、長さに切る
  4. ボウルに2.3.を入れ、(A)の調味料と1.の黒ごまを加えよく混ぜる
  5. 器に盛り付けて出来上がり♪
しわには、紫外線対策も必要なのね!
お食事もバランスに気を付けて、必要なものを食べないと。
早速ご飯には玄米を合わせて食べてみようっと♪
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