毛穴の開きにおすすめのレシピ

毛穴の開きにおすすめのレシピ

毛穴の開きってどういうもの?

毛穴の開きとは、毛穴がパックリと開いている毛穴トラブルのことです。
通常、毛穴は必要な時に皮脂を出すために開き、必要のないときには閉じていることが理想とされます。
肌の悩みは、年齢を重ねるごとにつきませんが、中でも顔の毛穴の悩みは上位にランクインしています。

健康管理士からのワンポイント
『毛穴の役割』

毛穴とはその名のとおり、毛が生えるための穴で、毛包(もうほう)と呼ばれます。
毛穴の大きさは約0.1~0.2mmほどです。毛穴の数は生まれつきのもので、性別や年齢による変動はありません。
顔には約20万個の毛穴があるといわれています。

体温調節機能

毛穴の立毛筋が収縮することで、体毛を立て毛穴を閉じて体温が逃げるのを防ぎます。また、毛穴を収縮させることで血管を収縮させ、体温を下げないように調整しています。
体温が上がったときには、汗を出すことで体温を下げています。

バリア機能

毛穴から分泌される皮脂と汗が合わさることで、皮脂膜を形成します。皮脂膜は肌内部の水分が逃げないようにし、ほこりや乾燥などの刺激から肌を保護しています。

デトックス機能

毛穴からは皮脂や汗、体の中の老廃物が排出されています。

毛穴の断面図

どんな症状があるの?

「毛穴の開き」とは、毛穴が開いたままの状態です。毛穴の形は丸く、皮脂の多いTゾーン周辺に多く見られます。
毛穴の開きを放置すると、皮脂が酸化して黒ずみが起きやすくなります。
また、毛穴が開くと皮脂や汚れがたまりやすくなり、詰まった毛穴に菌が増殖してニキビや肌トラブルを起こすこともあります。

毛穴の開きの症状

毛穴の開きの原因は?

毛穴の開きの原因には、下記のものが挙げられます。

  • 過剰な皮脂の分泌
  • 肌の乾燥
  • 洗顔時の汚れ落とし不足
  • 刺激の強い化粧品の使用
  • ニキビによる炎症
  • 肌のたるみなどの肌の老化

など

どうしたら予防・対策ができるの?

毛穴の開きを防ぐためには、まずは毛穴の汚れを取ることが大切です。
洗顔はたっぷりの泡で肌をこすらずに洗う、すすぎはぬるま湯を使って丁寧に行うことが大切です。
そのほかにも、下記のように生活習慣を整えましょう。

スキンケア

  • 洗顔やピーリングのしすぎはやめましょう
  • 保湿は入念に行い、肌の内側の水分を逃がさないようにしましょう

生活上の注意点

  • 紫外線から肌を守るようにしましょう
  • ストレスを溜めないようにしましょう
  • 適度に運動をするようにしましょう
  • たばこは控えるようにしましょう

食事

食事に気を付けて皮脂の分泌量をコントロールすることも大切です。
肌のターンオーバーが正常に行われるように、バランスの良い食事を心がけるとよいです。
また、脂っこいもの、甘いもの、刺激物、アルコールはできるだけ控え、下記の栄養素を積極的に取るようにしましょう

積極的に取り入れたい栄養素
栄養素 作用 多く含む食べ物
タンパク質 皮膚の構成成分 赤みの肉、紅鮭、牛スジ
ビタミンA 新陳代謝促進 レバー、あんこうきも、うなぎ、春菊
ビタミンB2 新陳代謝促進 レバー、魚介類、納豆、ほうれん草、卵
ビタミンB6 肌荒れ緩和 レバー、魚介類、鶏のささ身、バナナ
ビタミンC 皮脂分泌抑制、抗酸化作用 ブロッコリー、ほうれん草、じゃがいも
ビタミンE 抗酸化作用 アーモンド、すじこ、かぼちゃ、赤パプリカ

おすすめ健康レシピ

牛肉とパプリカグリルサラダ

牛肉とパプリカグリルサラダ

パプリカは、加熱してもビタミンCが壊れないようにするビタミンPが備わっています。
また、油と一緒に調理するとβ-カロテンの吸収効率がアップします。
今回は赤パプリカを使ってグリルサラダを作ってみましょう♪

管理栄養士・健康管理士からアドバイス

毛穴の開きにオススメなのは赤パプリカで、旬は6~8月です。
パプリカはピーマンのように苦みがなく甘いため、辛いものや苦いものが苦手な人でも食べやすい食材です。
赤パプリカの赤い色素はカロテノイドの一種であるカプサンチンによるもので、高い抗酸化作用があり、動脈硬化などの生活習慣病予防や老化予防の働きがあります。
また、赤パプリカはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを多く含み、この3種のビタミンはビタミンACE(エース)と呼ばれます。
これらを同時に摂取することで、相乗効果が得られ、優れた抗酸化力を発揮します。

材料(3人分) 分量
牛肉 150g
なす 1本
赤パプリカ 1/2個
かぼちゃ 1/8個
ズッキーニ 1/2本
適量
こしょう 適量
オリーブオイル 適量
刻みパセリ お好みで
(A) 醤油 小さじ1.5
(A) レモン汁 小さじ1.5
(A) こしょう 少々
(A) オリーブオイル 大さじ1.5

エネルギー(1人分):267kcal

作り方

  1. なす、赤パプリカを乱切り、かぼちゃをくし切り、ズッキーニを薄切りにする。
  2. 1.に塩とオリーブオイルをからめ、アルミホイルで包み両面をグリルで焼く。
  3. 牛肉を食べやすい大きさに切る。
  4. 3.をフライパンで強火で焼き、塩とこしょうで味を整える。
  5. 2.と4.を器に盛りつけ(A)をかける。
  6. 刻んだパセリをお好みでかけたら、出来上がり♪

著者アイコン著者紹介

特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
全国各地で様々な対象者の方向けの講演会を行ったり、執筆活動を行うなど精力的に活躍する当協会の健康管理士、管理栄養士が担当しております。
それぞれ得意の分野を活かし、今知りたい「食や健康」をお届け!
毎月の食Doのテーマや、食Do執筆の裏側を公開する「裏食Do!」(アメブロ)Instagramなどもぜひお楽しみに!!
監修:日本成人病予防協会 会長 医学博士 片野 善夫          

       
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