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シチュエーション別トラブル解決エコレシピ

白髪 成人女性に多いトラブル

姉が白髪が目立ち始めたみたいで、すごく気にしているの。
両親とも白髪が多いから私もちょっと心配なのよね…。
白髪ってどういうもの?
白髪とは、毛髪の色素が消失し、白くなった状態のことをいいます。
日本人の髪の毛が黒いのは、毛根で作られるメラニン色素の働きによるものです。
しかし、加齢や病気、ストレスなどにより、メラノサイトが徐々に減少するとこのメラニン色素を作る力が衰え、色素のないまま新しい髪が伸びてしまうため髪が白くなってしまうのです。
     
 

健康管理士からのワンポイント★
『毛髪の構造』


髪の毛は、爪と同じように肌の角質層が変化してできた皮膚の一部で、主成分はタンパク質のなかでも硬くて強度のあるケラチンです。
下図のように地肌から上に出ている「毛幹」と、地肌の内部にある部分「毛根」とに大別されます。
健康管理士からのワンポイント
−毛髪の構造(縦断図)−
毛髪の構造(縦断図)
毛根の根元にある丸い部分が「毛球」で、毛球の先は内側に凹んでいて、この部分に「毛乳頭」があり、毛乳頭の周辺の細胞を「毛母細胞」といいます。
毛乳頭が毛細血管から栄養素を取り入れ、成長を開始します。
毛母細胞が髪の生成に必要なケラチン(18種類のアミノ酸が強く結合したもの)を吸収し、細胞分裂を繰り返し、これによって作られた組織が上へと押し上げられ髪の毛となります。
また、毛乳頭のまわりにある毛母細胞の間には、メラノサイトという色素形成細胞があり、成長する過程の中で、髪の色を作るメラニン色素が作られ、髪に色がつきます。
リンク髪の3つの構造はこちら→
 
     
どんな症状があるの?
白髪は、年齢を重ねるにつれて色素細胞の能力が衰え、毛髪の色を失い、光を反射して白く見えるようになった状態のことをいいます。

個人差がありますが、自然な老化現象の一つとして、35歳前後から白髪がはじまることが多いようです。
症状
何が原因なのかしら?
下記の原因のうちの1つもしくはいくつかが重なって白髪が進行すると考えられています。

  • 遺伝
    白髪の発生は、遺伝も一つの要因になることが分かってきています。
    しかし、白髪になり易い体質は遺伝されても、必ずしも白髪になるとは限りません。
    食生活や加齢、ストレスなどいろいろな原因も組み合わさって、白髪ができると考えられているため、遺伝以外の原因を予防して対処することが必要です。
  • 加齢
    髪の色を決めるメラニン色素の生産に必要なチロシナーゼという酵素の働きは、40歳前後から衰え始めることが分かっています。
    このため、加齢とともにチロシナーゼの働きが鈍り、作られるメラニン色素が減少するため、白髪になっていくのです。
  • 生活環境
    頭皮もお肌の一部でであるため、他の肌と同じように、気温や、頭皮の清潔さ、保水力、食生活などの生活環境によって、その健康状態が変わります。
    つまり、生活環境が悪くなると、生えてくる髪の質も悪くなり、白髪も増えていくのです。
    過剰なダイエットも、白髪を引き起こす一因となるため、気をつけましょう。
  • 病気
    慢性の胃腸疾患やマラリア、貧血症、甲状腺疾患などの病気で、急に白髪が増えることがあります。
    また、円形脱毛症が治ったあとに生えてくる毛が白髪になることもあります。
    これらのように、病気が白髪を誘発することがあります。
  • ストレス
    苦労すると白髪が増えるなどよく言われますが、これは本当なんです。
    身体にストレスがかかると、毛細血管が収縮してしまうため、毛母細胞の働きが弱まり、白髪か増える原因になります。
    この場合、白髪だけでなく、抜け毛が増えたり、髪が細くなることもあるでしょう。
どうしたら予防できるの?解消法は?
残念ながら、白髪の決定的な予防法は、まだはっきりしていないのが現状です。
しかし、バランスのよい食事をとり、ストレスをためず、全身の血行をよくするよう適度な運動を心がけることが、白髪の予防にもつながるのではないかと考えられています。

食事

白髪予防には、バランスの良い食事をとる事が大切です。
毛髪を作る細胞を正常に機能させるためには、アミノ酸ビタミンミネラルが必要です。

ミネラルの中でも、メラニン色素を作るメラノサイトの働きを活発にさせるカルシウム、メラニン色素を作るために使われるが特に重要です。また、アミノ酸の合成には亜鉛も必要です。
ミネラルは体内で生成できないので、毎日の食事で意識してとるようにしましょう。

血行を良くするビタミンA群ビタミンE、新陳代謝を活発にするビタミンB群、ストレスに対抗するためのビタミンCは、白髪対策のためにバランスよくとることが効果的です。
さらに、髪の構成成分である良質のタンパク質もしっかりとりましょう。

−髪を黒くするのに必要な栄養素−
栄養素 作用 主な食材
カルシウム ミネラルの一種
メラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)を活性化
乳製品、小魚、大豆、大豆製品、ナッツ類、海藻、葉っぱ類、乾物類
ミネラルの一種
メラニン色素やコラーゲンの合成
レバー、えび、牡蠣、イカ、アボカド、納豆、大豆、アーモンド
亜鉛 ミネラルの一種
髪の主原料であるアミノ酸の合成に不可欠
牛肉、貝、えび、ほうれん草、きのこ類、玄米、黒ごま、アーモンド、海藻、緑茶
−そのほかに必要な栄養素−
栄養素 作用 主な食材
ケラチン タンパク質の一種
髪の毛の構成成分
かつお、うなぎ、まぐろ、豚もも肉、ラム肉、さば、木綿豆腐、納豆、大豆、卵
コラーゲン タンパク質の一種
髪のツヤやハリをよくする
鶏肉(皮・手羽先・軟骨)、豚足、牛すじ、フカヒレ、うなぎ、なまこ、煮こごり
ビタミンA群 血流をよくして白髪の予防 レバー、にんじん、緑黄色野菜、卵、ミルク、オレンジ
ビタミンB群 新陳代謝を活発にする 玄米、豚肉、ミルク、レバー、チーズ、大豆、くるみ、卵、ピーナッツ、小麦胚芽
ビタミンE 血流をよくして白髪の予防 牡蠣、レバー、いわし、海藻、穀類、ナッツ類、かぼちゃ
ビタミンC ストレスに対抗 いちご、キウイ、ブロッコリー、菜の花、オレンジ、柿、アセロラ
     
 
管理栄養士・健康管理士からのエコアドバイス

★ 管理栄養士・健康管理士からエコアドバイス★


車えびのは6〜10月です。
えびは、世界中で約3,000種、日本産だけでも700種程度もあります!
日本で主に食用とされているのは、車えび、ブラックタイガー、大正えび、甘えび、ぼたんえび、伊勢えびなどです。
種類によっても若干栄養価は異なりますが、ミネラルタンパク質が豊富で、脂質が少ないことが共通している点です♪ ♪
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白髪を解消するオススメエコレシピ
<えびとほうれん草のクリームパスタ>
旬の車えびは、髪を黒くする亜鉛が含まれています。
これに、ほうれん草の亜鉛と、生クリームのカルシウムを合わせて、大人にも子どもにも喜ばれる、クリームパスタをつくってみましょう!
カロリーが気になる方は、生クリームのかわりに牛乳を使うといいですよ♪
レシピイラスト
材料(4人分) 分量
スパゲティ 320g
車えび 20尾
ほうれんそう 200g
生クリーム 300cc
にんにく 1片
オリーブオイル 適量
(A)
  白ワイン 大さじ2
コンソメの素
しお 適量
こしょう 少々
<作り方>
  1. ほうれんそうは約3センチ幅にカット、車えびは殻をむき、背ワタをとっておく。
  2. 塩(分量外)を入れたたっぷりのお湯で、スパゲティを少し硬めにゆでておく。
  3. フライパンにオリーブオイルとつぶしたにんにくをいれて火をつけ、弱火で香りがでるまでじっくりと熱する。
  4. 3.に、ほうれんそうの軸の方をいれて炒め、少ししんなりしたら残りの葉の部分と車えびを加えて火を通し、(A)を加え、最後に生クリームを入れて煮立てないように温める。
  5. 4.に2.をいれ、ソースを絡めてスパゲティがお好みの柔らかさになればできあがり♪
遺伝だからって諦めないで、
できる予防法を姉にも教えてあげようっと!
生クリームのコクが美味しいけど、牛乳でさっぱりもいいわね♪
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